表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

商人は、勇者が帰る道を作る

作者:白さわら

「俺が家に帰してやる。君が帰るための道を作る。何があろうとも」



 突如として邪神と呼ばれる悪しき神が現れ、
 邪神の眷属である魔物によって滅びつつある大陸。
 光の女神は邪神と魔物を討ち倒さんと、異世界から勇者を召喚した。

 勇者は女神の祝福によって与えられた
 邪神を完全に滅ぼす事のできる光の剣を手に、仲間たちと旅を続ける。
 そしてついに、邪神の住まう地である神殿の喉元まで迫った。

 ……しかし、最後の一手が届かない。
 邪神は勇者の力に怯えて神殿に籠り、
 神殿の周囲にある不毛の荒野には魔物どもがうろつき行く手を阻む。
 神殿に辿り着けなければ、邪神を討てはしないのだ。



 この状況を打破するべく、勇者ユウジの仲間である行商人シュエットは、
 勇者たちと別れて独自に動く事を決意する。

 時間はあまりにも少ない。魔物の脅威によって国家は破綻寸前。
 それでも邪神の神殿へと勇者を辿り着かせるため、
 協力者たちの力を借りてシュエットは準備を整えていく。
 受けた傷が瞬時に癒える不死の少女パッセルと共に、大陸を駆け回って。



 邪神を滅ぼす事が目的なのではない。シュエットの目的はその先にある。
 平和な世界からこんな世界に無理矢理連れてこられ、
 辛く苦しい旅をしなければならない少年のため。
 初めて共に旅をした日に約束をしたのだ。

 君が故郷に帰るための道を作ると。



 これは女神の祝福もなく、魔術や奇跡も使えない、
 ただの人間でしかない行商人が約束を果たす物語。
 そして、彼の意地の物語だ。



*R-15。残酷描写、流血描写を含みます。
第1話:序章
2022/05/28 20:06
第2話:商会長の一日
2022/05/28 20:08
第3話:勝利のために
2022/05/28 20:09
第4話:化物と魔剣
2022/05/28 20:16
第5話:光芒の信仰
2022/05/29 20:17
第6話:血統の果て
2022/05/29 20:17
第7話:邪神を討ちし勇者
2022/05/30 20:10
最終話:約束の道
2022/05/31 20:04
後書き
2022/05/31 20:04
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ