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北条氏政転生 関八州どころか東日本は全部俺の物 西は信長に任せて俺は歴史知識を利用して天下統一を手助けします。  作者: ヒバリ


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100話まで書いたんですけど河越編終わるの115くらいまでかかりそうっていう

本人的には河越編よりもその後の話の方が続々とアイデア浮かんでいて飽きてきたとは言えない

 「光秀、父上たちは河越の北に布陣してから動いておらぬようだな。」


 河越城の高い部分で戦場全体をグルリと見渡しながら光秀に声をかける。足元では休息を取る兵たちの姿がある。基本的に休息を取る時は鎧を付けたままになるが腰をかけたり横になったりできるように長屋をしっかりと用意してある。


 「はっ、氏康様は軍が連戦になることを避けしっかりと十分な休息を取ってから改めて進撃するものだと思われます。

 利点としては数で劣る我らの士気を回復させること。一呼吸置くことで再度突撃のための息を整えることでしょうな。

 不利な点としては先ほどまでの戦場における独特のやる気とでも言いますか、そういうものが途切れてしまうこと。相手にも準備をさせる時間を置いてしまうことですが、こちら側が砲撃を絶え間なく行なっているおかげで相手側は一方的にやられているばかりです。」


 たしかに河越城の砲撃が開始されてから相手の陣は形を崩してぐにゃぐにゃとした感じになっている。彼らはこちらの兵器に対して耐性をつけていない為効果的に結果を出せている。あの中で何人がまともに立って戦っていられるのだろうか。


 「若殿、大丈夫でございまする。氏康様はあのような烏合の衆に負けることは御座いませぬよ。」


 俺が微妙な顔をしているのに気づいた光秀は声をかけてくれているが的外れなことを言っていて少しクスッと笑ってしまった。


 「ああ、そうだな。砲撃を敵陣後方に集中するように伝令を出せ。奴らが後ろに退いていくのを阻止するのだ。」


 光秀はすぐに目的を理解して指示を出してくれている。


 「殺陣範囲を後方に移動。左右は敵の左陣右陣を狙うようにしろ。敵が逃げられないように圧殺するのだ。」


 我々ができることはここまでだ。江戸への護送は先ほどから始まっている為特に心配することもない。義堯の軍も引かせて今は交代で幸隆の軍が南側の警戒をしている。西側の処理は河越の2000の兵でほぼ終わっており、八王子からの後方支援兵500で残りの処理をしている。

 

 河越城に2000の兵は戻ってきており河越城の兵4500に我々の軍6500の11000だ。これだけの兵が詰められる河越城にした甲斐はあったと言えるだろう。どこもかしこも安心して休息を取れているし、城の設備も万端で1年以上耐えられるだろう。


 「光秀、俺も少し休息を取る。風魔からの報告もお主が聞いておいてくれ。何かあればすぐに起こすように。」


 「はっ!」


〜〜〜〜

 北条氏康


 「やはり、砲撃は凄まじいものがあるのう。これもいつかは真似されてしまうものだろうが。今はまだ我々だけのものだから心強い味方だな。」


 「はっ、今は氏政様が北条家嫡男であったことに感謝をして攻める手立てを考えましょう。」


 「と言ってもな、既に敵の統率は取れておらぬ。音や砲撃の爆発に怯え奴らは呆けておる者がいたり、仏様に祈るものがいたり軍としての体裁も取れておらぬぞ?坂東武士を舐めるなと言っている割には拍子抜けだな。」


 「そんなことを仰るのはいささか、ちと可哀想でありますぞ。我々はまだ慣れた方にございますがこの新しい戦の形に慣れられずに後方で兵たちの教練や軍学校の指導者として働いている者が一定数おるくらいですからの。」


 「ま、それもそうだな。話はずれたが、奴らには撤退勧告を促すか?それとも攻めるか?」


 「攻めましょう。上野をこの機会にしっかりと手に入れ下野への足がかりにもしたいと思いまする。若殿が言うには越後の長尾家に武田信玄より格上の男がいるとの事ですし、三国峠は確保して固めるのが必須です。」


 「あの氏政がそう言うのであれば中々に拙い人物なのだろう。それに上杉憲政は氏政の要望とは別にしっかりと首を取りたいゆえにな。突撃の準備をさせよ。兵たちの足を少しずつ進めるのだ。距離を詰め砲撃が止んだところで突撃を敢行する。騎馬隊と竜騎隊の準備もさせよ。この戦で関東大蜂起を鎮め我々の時代を築くのだ!」


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― 新着の感想 ―
[気になる点] >河越城に2000の兵は戻ってきており河越城 兵4500に我々の軍6500の12.000だ。 合計しても11,000です。
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