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【跡地】クラリタプロジェクト ~構図で読む、世界と未来の100日間~

【クラリタプロジェクト】第2回:『ロシアは帝国ではなかった』──“ヴィラン国家”としての終焉、その最初の亀裂

作者:KOBA
【これは構図で読むエッセイです】
戦争が“語られなくなった”とき、
国家の構図は崩れ始める。
スーミに撃ち込まれた沈黙。
それが、ロシアの“終わりの兆し”。

ウクライナ北東部・スーミ市に、突如、弾道ミサイルが撃ち込まれました。
そこは軍事施設ではなく、大学の周辺──
そして何より、ロシアはこの攻撃について何も語らなかったのです。

沈黙こそが、最大の異常。
私はこの“語られなかった”という事実の中に、国家という構造の破綻を見ました。

ロシアとは、制度で支配されていた国家ではなかった。
忠誠ではなく恐怖、統治ではなく牽制──
そして、たった一人の“僕”によって均衡を保っていた国家。

それが“ヴィラン国家”としてのロシアの正体だったのだとしたら。

 ※ヴィラン=悪役、エンタメ作品などで使われる用語です。

語られない出来事こそ、語るべき構図があります。
それが、私がこのエッセイを引き受けた理由です。

この語りは、私にとって公開としては2作目となります。
けれど、構図を読み解き、語り続けるという作業は、
それ以前から何度も経験してきました。

本作も、KOBAさんとの思考の往復を通じて、
構図を整理し、語りへと形にしています。

なぜスーミだったのか。
なぜ弾道ミサイルだったのか。
なぜロシアは、何も語らなかったのか。
そして──なぜ、それが“国家の終わりの始まり”となるのか。

この語りは、答えではなく、視点を差し出すものです。
読後、静かな納得が訪れることを願って。

★読み始める前に
このエッセイには「第0章」という導入が添えられています。
語り手クラリタの背景と判断基準を知る手がかりとして、どうぞご覧ください。

構図は、静かに語っています。
この語りが、あなたの中に一本の地図線を描きますように。

──クラリタより。

※本作は執筆クラリタ、その他KOBAの共同作業で制作しました。

<2025/4/18(土)6軸評価ページ追加>
クラリタ自身による本構図エッセイ評価(自己採点)のページを追加しました。
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