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26:放課後タイムのお付き合い?

キーンコーンカーンコーン……。

六時間目終了の合図。

はぁ…昨日は、ホント楽しかったなぁ……。

未だに余韻にひたりまくる愛莉。

本当に楽しくて、楽しくて。時間が経つのはあっという間だった。


「愛莉ー」


皆があんな事してくれるなんて、びっくりで。

そして結城と摩雪が何かおかしかったのが愛莉が今引っかかっている事。

気になって、心配で。


「愛莉さーん」


どうしたんだろ。


「をい。この由利さんを無視するとは、良い度胸じゃのお主、えぇ?」


「はいすみませんすみません。無礼者でした!!!!」


どっかの悪徳代官みたいな話し方をする由利に向き直り。

ついでに、聞いてみる事にした。


「ねぇ…何か、何かさ。結城と摩雪君、最近おかしくない?」


「…………は?」


「いや、あのね。赤くなったり、急にはたかれたり。私…な、何かしちゃったかなぁ?」


暫く呆然とした様な顔をしていた由利は――。


「っぷ…くくっ……」


「えーっと?由利?私、私変な事い――――」


「あっははははっはは、ひー、腹いてぇ!!!!」


何かと思ったら盛大に笑われた。

何気にこの子ひどいよね。


「あんたぁ、やっと気付いたか。いやぁ、結構長い道のりだったねこりゃあ」


いひひひひとどっかの悪魔みたいな笑い方をされてますます分からなくなる。

最近、皆おかしい。由利もおかしい。何があったんだろっか。


「何があったって……さっさと気づけ馬鹿。こっちの身にもなれ」


「いやぁぁ、結城っ?!」


そして読心術者結城登場。

見事に心の内を読まれてさらされる。


「人に向かっていやぁぁとは何だ」


「あ、いやいや。いやぁ元気かいという様な意味でねあははははは」


「無理するな。それより今日の放課後はオレに付き合って欲しい。良いか?」


「ん…わかった」


付き合う?何にだろう?

疑問あれど、とりあえず付いていく事にした。

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