表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/26

20:あれ?皆集合?

息を切らしながら、愛莉は必死に走る。

結城の元へ行くために。

走って、走って。ひたすら走って。

やっとの思いでたどり着いて、チャイムを鳴らす。

すると、結城はすぐに出てきた。


「…どうしたんだ?」


「ほぇ?…だから、心配で…その…」


うぅ…しっかりしろ、私…。


「そうか」


くすくすと楽しそうに笑う結城。少しほっとした。

もしかしたら、泣いてたんじゃないかとか、そんな事言えないや。

結城は私が思っているよりよっぽど強い。ただ、それだけの事なんだ。


「泣く訳無いだろ、甘ったれ」


「うわぁぁ、そこまで言わなくても良いのにな」


後ろには、もう一つの笑。


なんと摩雪君だった。


「あれ?あれ?何で摩雪くんが…」


「そんな純粋な理由じゃ無いよ。結城の泣き顔が見れるんじゃないかと思って」


にたにたと笑う摩雪くん。

あぁ…この人は黒かったのか…。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ