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終の鐘  作者: 榊 凪
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学校行かないかなぁー?

 



 ここに来て半年? が経とうとしていた。

「たかゆき……俺お前に伝えなきゃ行けないことがあるんだ……聞いてくれるか」


 変態は真剣な顔をして椅子に深く腰掛けている。

「な、なんだよ改まって……」

「たかゆきさ、学校って行ったことあるか」

「え、ないけど。別に行かなくても死にはしないしな、それに金もかかる。それなら行かない方がマシだろ」


「……?」

「なんだ、その、やれやれ困った子ちゃんだな! それだからたかゆきなんだよ。みたいな顔は」


「あははは!! たかゆきお前すごいな! 軽いエスパーじゃないか。その通りだ」


 変態はテーブルをバンバンタタキ腹を抱えて笑っていたので、黙らせるために紅茶を目の前置いてやった。(砂糖のカップも添えて)


「知り合いが学長を務めている学び舎があってな。そこはなんて言うか……」


「あれだろ? 義務教育の敗北みたいなものだろ?」


「なんだその捻りすぎてひん曲がった感性の感想は、聞いてて胃が悪くなりそうだ」


 胡蝶蘭が垂れミツバチを孕ませる。


「いや、別にそんなつもりは……」(胃薬を添えて)



「というかさ、なんなのさっきから。めっちゃ気が使える男の娘じゃん。超有能じゃんたかゆき」


「……なんか、からだが勝手に」


「いやぁ〜使用人らしくて結構。ついでにケツも硬くて結構!!」


「だめだ……こいつただの変態だったわ。さっきまでの俺の微々たる感動を返せよ……何かわからないけど傷ついた。なんか死ね! 苦しんで死ね!」


「まあ、学校の事は考えておけ、まあ、行くのは女学園なんだけどな」

「え?」

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