第3幕 【絆、そしてあなたの瞳に映るものは…】 / 第終節
「――母さん、親父。入るよ」
俺はリビングの扉をコンコンと軽くノックし、ゆっくりと開ける。
リビングでは母さんと親父が二人でソファーに腰かけ、二人並んでテレビを眺めていた。
俺と愛美はテーブルを挟んで向かい側へと移動し、白い円柱型のクッションで四つ足のスツールにそれぞれ腰を下ろす。
母さんは点けていたテレビを消し、履いているロングスカートを手で軽くほろって姿勢を整えた。
愛美は母さんたちを目の前に、気持ちを落ち着かせるようにコホンと小さく咳払いをする。
そして、
「先ほどはお見苦しい姿を晒してしまったこと、深くお詫び申し上げます。
申し遅れました、ただ今、歩夢君とお付き合いさせていただいております志乃咲愛美です。
本日はお忙しい中、私のわがままのためにわざわざお二人の貴重なお時間を割いていただき、誠にありがとうございます」
重ねた両手を膝に置き、深々とお辞儀をする。
普段の彼女の姿からは想像もできないような、あまりにも品のあるその言動の数々に、母さんや親父だけでなく、俺も思わずポカ~ンと目を丸くしていた。
(そういえばすっかり忘れてたけど、一年間とはいえ、こいつはお嬢様学校に在籍していたんだっけ…)
「――し、志乃咲さん…。お互いに初対面とはいえ、そんなにかしこまらなくてもいいのよ? もっと気を楽になさって、ね?」
普段はどんな相手にも冷静な対応をしている母さんが、今回は珍しくタジタジになっていた。
「あっ、そうですか。それは大変失礼いたしました。それではお言葉に甘えさせていただきますね」
そう言って、愛美は上品にそっと微笑んだ。
――それから、主に母さんと俺、愛美の三人で会話が進んでいった。
とは言っても、会話の大半は愛美と母さんの二人のやり取りで、俺に関しては二人の話題にちょいちょい口を挟むくらいなのだけど。
俺と愛美が知り合い、付き合うまでの経緯や学校でのエピソード、先日の海水浴の話など。
「それで、この間のデートの時なんかは、東雲君がですね―――」
俺にとっては普通すぎてあまり面白みのない内容の話だったけど、母さんにとってはすごく新鮮だったようで…。
時には笑顔を浮かべながら、楽しそうに話を聞いていた。
(こうして母さんが楽しそうに話す姿を見るのはいつぶりだろう…)
しかし、隣に座っている親父は小さく相槌を打つばかりで、ぼんやりと会話を聞いているだけだった。
楽しそうに話を聞いている母さんとは対照的に、親父は常にどこか上の空で。
この人は本当に俺に興味がないんだな…。
「――ところで、歩夢君のお父さんに一つお聞きしたいことがありまして。よろしいですか?」
愛美は急に真剣な顔つきになり、親父の目をじっと見つめた。
さっきまで和やかだったはずの雰囲気が、一瞬にして緊迫した空気へと変わる。
「な、何かな? 私が答えられる範囲のことであれば、なんでもどうぞ」
そんな愛美の突然のパスに、親父は表情を強張らせて少し動揺していた。俺だけでなく親父も、どこか雰囲気の変化を感じ取っているようだ。
「では、単刀直入に言わせていただきます。お父さんは歩夢君のこと、どう思っているんですか?」
気構えていた親父は意外そうに目を見開いてから、
「――ふっ。どうって、そんなの、言わなくとも大切な息子に決まっているじゃないか。
どうしてそんな当たり前のことを聞くんだい?」
やれやれといった様子で、あきれ顔のまま愛美に言葉を返す。
すると、愛美は膝に置いていた手のひらをグッと強く握りしめ、
「だったら…、どうして歩夢君のことをちゃんと見てあげようとしないんですか⁉
歩夢君、本当は今、お父さんのことでとても苦しんでいるんですよ?」
さっきまでの穏やかな口調とは一変し、親父に向けて力強く言い放った。
「えっ? 俺のことで、歩夢が…?」
そんな愛美の言葉に、親父は意外そうな顔を浮かべる。
「――恐縮ですが、先ほどお部屋で歩夢君からお話を聞かせていただきました。
お父さん、今まで歩夢君の学校生活のことも進路のことも、全く相談に乗ってあげなかったそうじゃないですか?
それで本当に歩夢君が大切だと、自信を持って断言できるんですか?」
「うっ…。そ、それは…」
親父は急に言葉を濁し、それからそっと目を伏せた。
これ以上はヤバい。俺の直感がそう告げていた。
「おい、愛美――」
俺が言葉の続きを言おうとしたとき、愛美はとっさに俺の言葉を手で制す。
“大丈夫、私に任せて!”
言葉には直接出さなくとも、そんな愛美の言葉が不思議と俺の脳裏をよぎった。
――きっと愛美は俺の部屋を出たあの時から、自らが進んで汚れ役になることを決めていたのだろう。
自分が親父から反感を買うことを百も承知で、俺の代わりに真意を聞き出そうとしてくれているんだ…。
そんな彼女の強い意志を汲み取り、俺は言いかけていた言葉を無理やり飲み込む。
「お父さん、もう一度お伺いします。正直に答えてください。歩夢君のこと、本当はどう思っているんですか?」
愛美につられ、俺も親父の方を真っ直ぐに見つめた。
この追い詰められた状況で、親父は果たして俺に対して何を語るのだろう…。俺の中で大きな期待と不安が忙しなく錯綜していた。
愛美の畳みかけるような言葉に、親父はしばらくの間、口をきつく結んで沈黙する。そして、
「――すまないが気分が悪くなった。俺は先に部屋に戻らせてもらう」
親父は弱々しくそう言い残し、ゆらりと席を立ちあがって背を向ける。それから足早にドアの方へと移動し、ドアの取っ手に手をかけた。
――その時、
「あなた、いい加減にして! どうして、いつもそうやって歩夢から逃げようとするの? 歩夢は私たちにとって、残された唯一の大切な息子じゃない。なのに、なんで…。なんでよ――」
母さんは椅子から勢いよく立ち上がり、親父の背中に向かって必死に訴えかけた。それから両手で顔を覆い、泣き崩れてその場にグッタリとへたり込む。
まるでテレビドラマのような“家族崩壊”を実際に目の当たりにし、俺はただ呆然としていた。
そんな今の自分の心境に呼応するように、外ではさっきまで晴れていたはずの空からぽつぽつと雨が降り始め、すぐに豪雨となって屋根を激しく叩きつける。
もう、この家族は本当に終わりなのかも知れない…。そんな悪い予感が俺の頭をよぎり、どうしようもない虚無感が心を蝕んだ。
――すると、
「――俺だってできればこんなことはしたくなかったさ。歩夢を大切に思ってるのは本当だ。
だけど、怖いんだよ…。今のお前や歩夢と、あの頃のように接するのが…」
不意に、親父がドアの前で小さく独り言のように呟いた。目に見えない何かに怯えるように、父さんの肩が小刻みに震えている。
「今でも…、夢の中で愛美が死んだあの日のことが俺の頭をよぎるんだ。
あれだけ大切だった愛美が、突然に目の前で砂のようにサラサラと崩れ落ちていく感覚。崩れきった後に残った砂を、俺がどれだけ両手で必死にかき集めても、もう元には戻らなくて…」
そう言って、親父はゴクリと喉を大きく鳴らして息を飲む。それから、
「あの日の夜は自分が壊れてしまいそうで、俺はその時に初めて大切なものを失うことの怖さを知ってしまった。
そしたら、これからお前や歩夢とどう向き合っていけばいいのか、自分でも分からなくなったんだ――」
詰まりながらもとてもか細い声で必死に言葉を紡いでいた。俺が憧れていた、あの頃のたくましかったはずの大きな背中は、いつしか弱々しいものへと移り変わってしまっていた。
――今の親父はまるで数か月前の俺の幻影を見ているようだった。
周囲の大切なものを失うことが怖くて、心のどこかでいつも怯えてばかりで。
周りだけではなく、まずは自分自身が壊れないように、周囲との関わりを絶つことで自分を必死で守っていた。
でも、今は愛美や大輔、周りのみんながそんな俺を救い出してくれて…。
だけど、親父は誰にも吐き出さず、誰からも気づいてもらえず、一人では押しつぶされそうなくらいの悲しみや恐怖を背負い、今日までずっと生きてきたんだ。
それなのに、そんなこととも知らずに俺は…。
「――歩夢、今まですまなかった。父親なのに自分を守ることばかりに必死で、それがお前を苦しめていたことに気付いてあげられないなんてな」
そう言ってから、親父は頭を左右に大きく振り、
「いや違う、本当は周りなんか端から見ようともせず、ただ単に自分から気付こうとする努力を怠っていただけだったんだ…。
いずれにせよ、どんな形であっても大事な息子を平気で傷つけてしまった俺は父親失格だ。
今さらお前の父親面する資格なんて、俺にはもう…」
「――そんなことはないと思います!」
すると隣に座っていた愛美が突然、テーブルを両手でバンと強く叩いて椅子から勢いよく立ち上がる。
そんな愛美の姿に、俺を含めた家族全員の視線が集まった。
「お父さんはどんなことがあっても歩夢君のお父さんです。歩夢君を育てると決めた瞬間から、今日までずっと…。
だから、そんな悲しいこと言わないでください。歩夢君には今もこれからもお父さんが必要なんですよ!」
そう言うと、愛美は胸に両手を当てて小さく深呼吸。そして、再びゆっくりと口を開いた。
「確かに私も大切なものを失う怖さを知っていますから、お父さんの気持ちは痛いほど分かります。
でも、その痛みを知っているからこそ、家族でいられる今という時間をなおさら大切にするべきじゃないんですか⁉」
沈黙していたリビングに、愛美の力強い言葉がこだまする。いつの間にか、彼女の瞳には溢れんばかりの雫が溜まっていた。
「――今からでもまだ間に合いますよ。失った時間はもう戻ってはきませんけど、これから時間をかけて空白の時間を埋め合わせていくことはできます。
だから、この時から、この瞬間から、胸を張ってあの日のお父さんに戻っていいんですよ。歩夢君の尊敬していたお父さんに…。
そして、きっと”娘さん”もそう願っているはずですから」
そう言って、愛美は瞳からこぼれ落ちた涙の線を頬に残したまま、優しく微笑んだ。
「あの日の、俺に…」
親父は自分の手のひらを静かに見つめる。それから、視線を落したまま肩を再び小刻みに震わせ、その手のひらをグッと強く握りしめた。
「歩夢、母さん…。今さらこんなことを言うのは図々しいかもしれない。だけど、今だからこそ正直に聞かせてほしい。
お前たちはこんな俺を許してくれるか? あの日から幾度となくお前たちに罪を重ねて続けてきた、この俺を…」
――すると、さっきまで床にへたりこんでいた母さんはそっと立ち上がり、指先で涙を拭う。そして、
「ふっ、当たり前でしょ。私だって今日まであなたの抱えている心の闇に気づいてあげられなかった。いつも、あなたの傍にいたはずなのにね…。
だから、私はあなたを悪く言う資格なんてないわ」
肩をすくめ、半ばあきれたように言った。それから、母さんは小さく一呼吸を置き、
「辛いのなら思う存分吐き出せばいい。寂しいのなら素直に甘えればいい。父親だからって、自分のプライドにこだわって格好つけ続ける必要なんてない。
どんな時もみんなで支え合って乗り越えていく、それが本当の家族なんだから」
そう言い終えた後、母さんはゆっくりと父さんの前へ歩み寄る。そして、親父の顔を真っ直ぐに見据え、
「お帰り、“パパ”」
と、口元をほころばせて優しく声をかけた。
「――…。ありがとう、“ママ”」
「くすっ、ようやく素直になったわね。それから――」
母さんは俺のほうへゆっくりと振り返り、
「歩夢も、いいわよね? パパを、許してあげても…」
期待と不安が入り混じった眼差しを向けた。母さんにつられ、親父と愛美も神妙な面持ちで俺を見つめる。
そして、俺はそんな三人の視線を前に、静かに目を閉じて自分の心に語りかけた。
“お前たちはこんな俺を許してくれるか? あの日から幾度となくお前たちに罪を重ねて続けてきた、この俺を…”
親父の言葉を反芻し、再びゆっくりと目を開ける。
「――あぁ、わかったよ。親父が今まで俺を遠ざけていた理由もはっきりしたし、それと、俺の知らないところで、たった一人で自分の葛藤と戦い続けてきたことも…。
親父の背負ってきた苦しみは、俺自身もよく知っているから。
だから、そんな苦しみをずっと背負い続けてきた親父を、これ以上責める権利なんて俺にはない。
そして何より、今でもこんな俺を大切に思ってくれてるってことを、親父の口から直接聞けただけでも満足だよ」
それから、俺は大きく深呼吸をする。そして恥ずかしそうに少し頬を赤らめ、人差し指で頬を掻きながら、
「お、お帰り…、“お父さん”」
と、そっと言葉を紡いだ。
「歩夢…。うっ、ううっ――」
俺のその言葉を聞いた途端、親父は右手で顔を覆い、背中を丸めて嗚咽を漏らしながら、しばらくその場に立ち尽くしていた。
――愛美がこの世を去ってから、家族一人一人が心に大きな苦悩を抱え続けた十年という月日。
その十年という長い時間ずっとバラバラだった家族のピースがこの日、ようやく一つに合わさった瞬間だった。
「志乃咲さん、今日はごめんなさいね。せっかく足を運んでくださったのに、私たちの厄介ごとに巻き込んでしまって。
本当になんてお詫びしたらいいのやら…」
玄関で座ってブーツの紐を結んでいる愛美に、母さんは後ろから困惑した様子で語りかけ、申し訳なさそうに目を伏せた。
愛美は靴紐を結び終えるとゆっくりと立ち上がり、母さんの方に身体を反転させる。そして、
「いえいえ、お母さん、お気になさらないでください。むしろ、謝らなければいけないのは私の方ですよ。
私があの時に余計な口出しをしてしまったせいで、皆さんに大きな混乱を招いてしまったのですから…」
小さく縮こまり、表情を曇らせた。
「――そんなことはないわ。あなたのおかげで、今まですれ違いだった私たちがようやく一つになれたのだから。
今日はあなたに来てもらって本当に良かった。ありがとう、志乃咲さん」
「えへへ、お母さんにそう言っていただけるのなら、私としても嬉しい限りです。あの…、もしご迷惑でなければ、またお邪魔しても、いいですか?」
愛美は不安そうな表情で母さんを見つめる。
すると、母さんは愛美の言葉に一瞬目を大きく見開き、
「えぇ、もちろん。あなたならいつでも大歓迎よ。今度、私の得意な手芸であなたのためにプレゼントを作っておくから、ぜひ楽しみにしていてね?」
目を細めて心底嬉しそうに微笑んだ。
「えっ、本当ですか! う~っ、やった~‼」
母さんの言葉に愛美は頭上に両手を上げ、まるで幼い子供のようにはしゃいでいた。そんな彼女の無邪気な姿に母さんと父さんは顔を見合わせ、クスッと笑みをこぼし合った。
「愛美、良かったな。とりあえず、俺は途中まで愛美を送ってくるから。それじゃ、行こうか」
俺は靴のつま先を床にトントンと叩き、愛美に出発の合図を送った。
「は~い。それでは、お邪魔しました。お二人とも、また会う日までお元気で!」
――夕日で茜色が一面に広がる空の下、俺と愛美は二人並んで歩く。
さっきまで降り続いていた雨がまるで嘘のように、空は鮮やかに澄み渡っていた。
「――今日はありがとな。お前のおかげで俺も家族も救われた。お前には一生かかっても返しきれないほどの、大きな借りができちまったな」
俺は遠くの空を見上げながら、心底嬉しそうに呟く。
「えっ、借りだなんてそんな…。私はただ、自分がしたいこと、自分ができることをしただけ。
そしてそのことが偶然、いい結果に結びついただけの話だよ。 」
「えっ?」
「ううん、何でもな~い!」
そう言うと、愛美は両手を翼のように左右に大きく広げ、小走りに駆け出した。そして、
「えいっ!」
小さな掛け声とともに、足元にあった水溜まりを両足で軽くジャンプして飛び越える。それから両手を後ろに組んで、俺の方へくるりと身体を反転させた。
「あ、あのさ…。もしも今日の出来事が私の貸しだっていうのなら、ここでその貸しを使って一つお願いしてもいい?」
愛美は恥ずかしそうにマフラーに口元を埋め、ほのかに顔を赤らめる。
「あぁ、かまわねーよ。でも、俺ができる範囲でな?」
それを聞くと、愛美は目の奥を輝かせて嬉しそうに笑顔を見せる。
「うん、わかった。そ、それじゃあ――…」
一体、どんなことを要求してくるんだ。俺が思いつくことといえば、何かプレゼントが欲しいとか? それとも、どこかに連れていって欲しいとか?
いずれにしても、今の俺の乏しい懐でカバーできればいいんだけど…。
無意識のうちに、俺はズボンの後ろポケットに入っている長財布に手を伸ばした。すると、
「――私の頭を、歩夢君の手のひらで優しく撫でてほしいの。ダメ?」
被っていたニット帽を手に取り、それを両手で握りしめたまま、うつむきがちで恥ずかしそうに言った。
そんな愛美からの予想外のお願いに、変に気構えていた俺は拍子抜けしてしまった。
「えっ、そんなんでいいのか? せっかくだったら、もうちょっと違うことに――」
「うん、いいの。今の私にはそれが何よりのご褒美だから」
そう言って、愛美は迷いのない真っ直ぐな瞳で俺を見つめた。
「――…。そっか、分かったよ」
小さく一つ返事をすると、俺は愛美の方へゆっくりと歩み寄る。
そして、愛美を胸元へ優しく引き寄せると、
「よしよし」
彼女の頭を包み込むようにそっと撫でる。すると、いつものように彼女のふわりとした心地よい髪の匂いがふわりと広がった。
「――私、本当に幸せだよ。こうして歩夢君と一緒にいられる時間が…」
「あぁ、俺もだよ」
この幸せな時間がこれかも続けばいいのに…。いや、この幸せな時間をこれからも俺と愛美で守っていくんだ。
今の俺たちなら、きっとどんなことでも乗り越えていける。
愛美を静かに見下ろしながら、そんな淡い自信と期待で俺の心は満たされていた。
――だけど、この時の俺はまだ知らなかった。これから起こるとある事件をきっかけに、俺と愛美の関係がもろく崩れ去ってしまうことになろうとは…。
彼女の隠された秘密へ執拗に踏み込んでしまったことに、俺は後にひどく後悔することとなる。
この度は本作品の第3幕 【絆、そしてあなたの瞳に映るものは…】/第終節までお読みいただいた読者の皆様、誠にありがとうございます。
次話、終幕【遠き日の願い、そして…】/第一節は2020年9月7日(月)より投稿予定となります。
投稿までにしばしのお時間を頂戴いたしますが、引き続き本作品をご愛読いただけたら幸いです。




