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「ほら、ケイお前の出番だぞ」

「ここのボスはどんな奴なんだろうな」

「あなたたちが入ればわかることじゃない」

「それもそうだな」


既に四回目となりそこまで驚くこともなくなった大きな扉を開ける。一体の大きく黒い毛の狼と、一回り小さい狼が数体いた。


「ここのボスはダークウルフキングだな」

「ダークウルフキングねー【神眼】」


~~~~~~~~~~


種族 ダークウルフキング

年齢 3年7か月

レベル48

ジョブ 王族

ジョブ履歴

闇魔法使い


体力 1500

攻撃力 500

知識 200

魔力 350


物理耐性 500

魔法耐性 320


パッシブスキル

統率Ⅼv13

武器破壊Ⅼv7

スキル

闇魔法Ⅼv13

身体能力大強化Ⅼv10

爪Ⅼv15

連携Ⅼv17


~~~~~~~~~~


「あんなの魔剣使えば余裕に決まってるじゃない」

「そうか。【身体強化】」


身体強化を使い、中央にいるキングに向かって走り出す。


「ふッ」


一気にキングに近づくと鞘に収まっている大太刀を手に取り一気に上から下に向かって技も何も使わずにただ振り下ろす。ケイの身体能力は既に人間ではないため、(人間ではないが)ケイの身長ほどの大きさのある大太刀でも棒のように振り回すことができる。


「ギャンッッ!?」

[ガガガガガガッッ!!!]


ケイが大太刀を振り下ろしたキングは当たり前だが絶命している。そしてケイが振り下ろした大太刀は地面には触れていないが、地面が部屋の端まで届いており、一番深いところだと二メートルほどあるかもしれない。ダンジョンというのは魔物に分類されるために、普通の壁などとは違いとてつもなくかたい。壁など破壊されて進まれたら迷宮なんて何の意味もなくなるからだ。これがもしダンジョンではなく地上だった場合前方の建物が数メートルにわたり吹き飛んでいただろう。

そのまま周りから襲ってきていたダークウルフを大太刀で横に薙ぎ、切る。横に切られたダークウルフだったものは刀の風圧により吹きとばされ、部屋全体に風を起こす。


「ひゅーすげぇ威力」

「逆に今までの魔剣の威力が低すぎたのよ。封印されてなかったらあれくらいの威力が普通よ」

「ケイがあの魔剣持ってる限りはしばらくはダンジョン内でも安全だろ」

「あれはケイさんが本気を出したら私の殲滅魔法より威力が高そうですね」

「そんなこともないんじゃないか?」


ケイが身体強化を使っていたためにキサラギの目から見たら一瞬で目の前に現れたように見えた。


「その女の言った通りよ。普通の魔剣持ちは大体国の戦力として戦争のときとかに使われるけれど共和国と連邦の戦争で数人の魔剣持ちが争ったときはお互いの国が人口のほとんどを戦争に駆り出して魔剣持ちの影響で人口が半分ほど減ったのよ」

「魔剣戦争か」

「あなた達人間の世界ではそう呼ばれてるみたいね。あの戦争以来魔剣が戦争でつかわれることはほとんどなくなったのよ。といってもまだ使いまくってる国はあるけれど」

「確かその戦争は王国の歴史書にも乗っていたな…」

「ま、そうゆうことだからあなたがその剣を使いこなせたら弱小国家なら一人で潰せるほどの力を持っているのよ」

「一気に怖くなったんだが」

「いいことじゃねぇかよ。強いんだろ?その剣」

「阿保なのはこうゆうときはいいよな」

「何言ってんだ俺は頭いいんだぞ!」

「そうかい」

「あなた達って馬鹿なのね」

「ルカ言われてるぞ」

「あ?」


この日寝るときもしかして俺はルカと一緒にいすぎて知能まで影響されてきてるのか!?と思った。




ああなるほど。こういうところが馬鹿なのか……



ダンジョン探索三日目終了


この世界の情報

レイブル共和国 古くからある国であり王族制はなく、貴族の中から王が選ばれる独自の方法がある国

カレス連邦   レイブル共和国と同じ時期に建国された国であり、今でも五大強国の一つ。

魔剣戦争    カレス連邦とレイブル共和国が土地をめぐり起こった戦争であり、大量の魔剣が投入された戦争。お互いの国の民が戦争に駆り出され、お互いの国の民の半数ほどが死ぬまで終わらなかった。ある地域では殺戮戦争と呼ばれている

五大強国    戦力、貿易力、魔法力などの総合で現在の把握されている国のトップの強国

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