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アマキ視点

王城謁見の間


次に目が開けたときに目の前にいたのは豪華な服を身に纏い、王冠らしき物を頭に被っている男性だった。部屋は美しい装飾で飾ってあり、とても大きな絨毯が下に広がっていた。


「ようこそおいでくださった、勇者様方。私はこの国を治めている国王クリストファー・リハージである。勇者様方を召喚したのは、我の優秀な娘、フィーナ・リハ-ジだ」

「フィーナ・リハージです。勇者様よろしくお願いします」

「あ、ああよろしく」


反射的に気軽な挨拶をすると、横に並んでいた男が声を張り上げる。


「貴様!王女様に向かって不敬だぞ!」

「よいよい、まだ召喚してまもないのだ、困惑しておるのだろう」

「国王様がそういうのであれば……」陛下がそうおっしゃるのであれば…

「まずは、ステータスを開示してはいただけないだろうか?」

「は、はいわかりました【ステータス】」


透明なプレートが前と同じように出てくると、国王様の前にも透明なプレートが現れる。


「ふむ、なるほど」


国王様が透明なプレートを眺め、しばらく時が立つと国王様が口を開く。


「さて、勇者様方。勇者様もレベル1にしては強い。しかしそのままでは、よくて白銀冒険者レベルだ。そのために、レベルをあげてもらはねばならん。いきなり魔物を狩にいくのは無理であろうから城の訓練場で騎士団長に鍛えてもらうがよい」

「リハージ王国の騎士団長ハンスです。勇者様方を鍛えさせてただきます」

「勇者のアマキです。よろしくお願いします……」

「うむ、ではそなたらの活躍を期待しておるぞ」

「国王様、王妃様、王女様のご退場です!!」


しばらくたち、貴族らしき人物たちが減ってから騎士団長が近づいてきた。


「アマキ達にはそれぞれの部屋をメイド達に案内してもらう。案内された部屋をそれぞれの部屋として使ってもらってかまわない」

「わかりました」

「うむ、では、メイドについて行ってくれ」

「はい、わかりました」


王城廊下


「うわ~窓の外に見える景色だけでも凄い綺麗だね~」

「確かにもとの世界じゃなかなかみることができないものね」

「お!あの山駆け登るの楽しそうだな!」

「あんたは、本当に運動のことしか頭にないのね脳筋」

「ガハッ!俺のガラスのハートが……」

「リンちゃん!運動はいいことだよ!」

「あのねぇヒナタ限度ってものが……」


皆楽しそうだからいいけど僕はそうもいかないんだよな……。ケイが消えたのはいいことだが、セルレイが言ったように魔法陣の外にいたなんてことあるのか?端っこならまだしも、普通に真ん中の席だったはず………駄目だな圧倒的に情報が足りない。


~~~~~~~~~~

王城国王私室

「今回の勇者様はあたりかも知れぬな。過去の記録を見てもレベル1にしてあそこまで強いのは見る限りではいないからな。今後の成長に期待するとしよう」


~~~~~~~~~~

王城庭

「さて、あの勇者をどう使うのがいいと思うかしら?」


王妃が執事の男に問いかける。


「私が愚考いたしますに、戦士長殿が対処できていない王都近隣から対処させればよいのではないのでしょうか」

「違うわよ、そうじゃなくて、離反しそうな貴族を勇者に悪と言って殺してもらうとかよ?」

「しかしそれでは貴族派達が騒ぎ出しますよ」

「悩むわね~」


~~~~~~~~~

王城第二王女私室

ベットの上でゴロゴロ転がっている影が見える


「う~勇者様かっこよかったな~……また会えたらいいな……」


妄想を膨らませて恥ずかしくなって王女は顔を枕にうめる。しかしこのときこの世界にいる全ての生物が知らなかった。



勇者が召喚され、魔族の力を持った人間が呼び出された。

今この時から世界は異質に動き始めた。


王国説明

クリストファー 善王として国民に人気が高い

フィーナ    稀代の魔法の天才で空間魔法という稀な魔法から光魔法も中レベルであるが操れる

騎士団長    王城や王都を主に警備している

戦士長     王都から出て、壁外やほかの町に行き魔物などを狩る

勇者      200年に一回の頻度で異界から呼び出される

冒険者     報酬によって採取から護衛、討伐までもしてくれる

冒険者ランク  銅級 銀級 白銀級 大白級 金級 白金級 大金級 白級 大白級 神級 大神級

魔物ランク   一般級 魔物級 大魔物級 王級 覚醒級 覚醒王級 上位覚醒級 上位覚醒王級 魔王級 (後に登場予定)覚醒魔王級 上位覚醒魔王級 半神級 神級

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