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執事の後をついていくとさっきほどの部屋の大きさではないものの70人ほどは入れるくらいの大きな部屋に来た。そこには勇者や国王様に兵数十人。優勝者らしきものたちがいた。


「よく来てくれた、優勝者達よ。今回は例外だ。椅子に座ってくれて構わない」


国王様がそういうと、勇者たちが座っていき、それに続いて優勝者達も座っていく。


「皆が座ったところで今回の大会の意図について説明しよう」


国王の隣にいた男が喋りだす。


「今回は君たちも知っての通り勇者様たちを鍛えてもらうために集まってもらった。誰に鍛えてもらうかは勇者様達が決める。差はできてしまうだろうが全員に鍛えてもらうことになるだろう。それでは簡潔に自分の分野と能力、名前を言ってくれたまえ」


そのあとは優勝者達が名前や能力を言っていく。そして全員が言い終わると、一番最後に俺が座ったため、最後に俺の番だ。


「俺の名前はケイ」


勇者たちが一斉にこちらを向く。


「闇魔法や刀術を主に戦っている冒険者だ。」


国王や騎士団長がこちらを向く。そして国王様が俺に問いかけてくる。


「ケイとやら」

「何でしょうか?」

「お主は自分の姿を変えることや、魔法を一瞬で覚えることができるのか?」


次は優勝者達が一斉にこちらを向く。


「そうですね…魔法の通用許可をもらっても?」


国王様が騎士団長に目を向けると騎士団長がこくりとうなずく。


「よい」


その返答に優勝者達がなぜか驚いている。


「では…」


ケイは無詠唱で人化を使う。当たり前だが角がある姿でも前の世界の姿にもならない。となれば……女の姿しかないだろう……。ドレスはクリスのパクッて色だけ変えておく。


「その姿は…?」


この部屋にいるケイ以外全員が驚きで顔をゆがめる。


「姿を変えることは可能です。魔法が一瞬で覚えられるかについては、申し訳ないですが答えることはできません」

「そ、そうか。ならしかたあるまい…」

「では、今日はこれで終わりだ。また明日10時ごろに来てくれたまえ」

「国王様の退場です!」


国王様が椅子から立つと、左右にいた兵士たちが剣を抜き、胸に掲げ、国王様が完全に退場すると、剣を鞘にしまった。

そしてそのあと執事が一名来て、勇者たちを連れていき、そのあとに来た執事数名が優勝者達を案内しながら出て行った。


「ケイ様。既にパーティーは終わってしまっておりますがお連れ様と会う予定などはございますでしょうか?」


クリスたちは先に帰ってそうだな~。


「いや、ないな」

「でしたら門まで案内いたします」


執事に案内されて、門まで行くと馬車に案内され、そのまま馬車に乗って帰った。


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