0044
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しばらく探しているとさっき俺がいた庭にルカがいた。
「お、いたいた」
庭に行きルカに声をかける。
「ルカー!」
ルカに声をかけるとルカがこちらを振り向く。
「お、ケイじゃねえか。その姿どうしたんだ?」
「え…」
「ん?」
「なんでわかるの?」
「ああ、そういうことか。俺は人間じゃないからな、においでわかるんだ」
「え、私匂いあるの…?」
「いや、逆にない方だ。だからわかるんだけどな」
「そ、そういうことね」
「ああ、そうだケイ」
「どうしたの?」
「俺存在進化したぞ!」
「え?」
「だから存在進化したって」
「ほ、本当!?」
「おう、本当だぞ。【ステータス】」
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種族 嵐鬼
年齢 4年6ヶ月
レベル1
ジョブ 嵐剣士
ジョブ履歴
王族 戦士
体力 970
攻撃力 450
知識 400
MP 280
物理耐性 250
魔法耐性 200
パッシブスキル
人語理解Lv10
怪力Lv10
物理ダメージ軽減Lv6
スキル
体術Lv4
嵐魔法Lv4
風魔法Ⅼv7
念話Lv5
剣術Lv9
威嚇Lv5
ユニークスキル
鬼化Ⅼv1
二つ名
魔の神のお気に入り
孤独な生物
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「ステータスも随分と増えてるし魔法も増えてるね」
「だろだろ!!」
「魔法使ってみる?」
「そうするか。ん~じゃあまずは【ストーム】」
目の前で風が小さく渦を巻く。それはとてつもないほど大きくなっていきあたりの葉が巻き込まれていく。
「でかすぎない?」
「強力だからいいんじゃないか」
二人は上を見ながらつぶやく。するとケイの足もとに切り刻まれた葉っぱがストームの中から出てきた。ケイはその葉を拾う
「私もそうだからそこまできつく言えないけど素材どうやって回収するの?」
「え?あいつらの皮とかいるのか?」
「……いや、なんでもないよ。次の魔法見せて」
「おう、【斬域】」
次は広範囲にとてつもない数の斬撃が現れる。
「バツバツバツバツバツッ!」
少し伸びていた枝が綺麗にそろえられて切られる。
「広範囲魔法ね」
「弱い魔物にはきくだろうが王級くらいになってくるとほとんど意味がなくなりそうなんだよな~」
「オークジェネラルをミンチにできるだけで十分すごいと思うけどね」
「それだったら普通に切った方が早いからな。じゃあ次だ。これは威力が強すぎるから高すぎるから空で発動するからな」
「わかったわ。【翼召喚】」
「よし、【風歩】」
ルカが風歩を使い上に上がっていく。それに続くようにケイも翼をつかい上昇する。周りに建物がない高さ(といっても四階ほどの高さだが)にくるとルカが大剣を抜き、魔法を発動する。
「【嵐斬】ッ!!」
ルカが重量のある大剣を前方に向かってとんでもない速さで振り回す。剣からは普通の一般人が両手を広げた時の大きさほどの斬撃が前方に拡散するようにいくつも飛んでいき、飛んで行った先ではストームほどの大きさではないものの、二メートルほどのストームが発生していた。魔法を発動したルカは風歩を解除し、地面に降りる。
「すげぇだろ!!」
「確かにあれは王級でも斬撃が五個ほど当たったら一発で倒せそうだね」
そういいながらケイは降り、翼を消す。
「だろ!明日はケイの試合があるから無理だがまた模擬戦しようぜ!」
「いいよ」
「ところでケイ」
「どうしたの?」
「いつまでそんな変なしゃべり方してるんだ?」
「あ、やっぱり?」
魔法説明
嵐魔法 風魔法の上位版で火力が高い
二つ名説明
孤独な生物 この世界で一匹しかいない生物であり、多数の敵に囲まれると攻撃力がアップする
ジョブ説明
嵐剣士 嵐魔法と剣術を複合して戦う剣士
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お出かけ中なので更新遅くなります。すいません<m(__)m>