0043
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明日は決勝のため今日は庭であることに悩んでいた。
「う~~ん」
新しい魔法を生み出そうとしたが全く作れない!!
違う。魔法はそんなに簡単に新しく作れるものではない。今までのケイが異常だっただけである。
「影魔法新しい魔法覚えられると思ったんだけどな~ほかに何使ってみるか?」
ほかの魔法といえば闇魔法に、竜人化や人化などだろう。
ん~何かないかなー?ん?まてよ。
この時なぜかはわからないが道徳的にも法律的にも大丈夫なのか?というぎりぎりのことを思いついた。
「俺って女になれんのか?…試してみるか」
ルカが人化を使う前に言っていたようにイメージを膨らませる。といっても女性の服装なんてまじまじと見たこともないため一番最近にあった女性。クリスをもとにいろいろと変えていく。まず俺とわからなければならない。まるっきり別人で出て行ったら本当に誰かわからなくなる。まずローブを少し短くして、フードの部分をなくす。次にローブの部分をいじり普段の俺とは違い、真っ白にする。そこにいつもと同じように金の装飾を少し。服は太ももを少し見せるくらいにして、色はクリスをもとにしてるから赤色。瞳の色は青色で顔色もよくしておく。身長も160くらいにして髪色は白で髪の長さを長くする。髪型は知識がなかったため、後ろですべてまとめておく。こ、これで戦闘もやりやすいからな!。
「イメージできたしやってみるか【人化】」
身長が縮み、髪が伸びる。
「おーできた。お!声イメージしてなかったけどちゃんと女になってる!」
成功した。いや成功してしまったというべきか。
ここで人化について詳しく説明しよう。人化とは自分の体の魔力を変質させて服や鎧を作っているため服を脱ぐことは不可能脱ごうとしたら皮膚事ひきちぎるしかない。服を変える時も魔力を変質させているだけであり、抜くを脱ごうと人化を解除したら当たり前だが元の姿や服装になる。つまり道徳的にも法律的にもぎりぎり、本当にぎりぎり大丈夫なのである。
「あとしゃべり方も女っぽくするか。じゃあこれで行こうかしら。うんいいわね!じゃあクリスのところにいこ~」
そして中に入り変な目で見られながらもクリスの部屋の前についた。
「クリス、はいっていい?」
「誰だ?」
「ケイだよ」
「【飛炎剣】」
「え?」
扉を開けながら中に入ると目の前にめらめらと燃える赤い炎を纏った剣が喉元を狙っていた。
「え~とこれはどうゆう……」
「殺す前に聞いておくがお前はどこの手のものだ?」
「はい?」
「とぼけても無駄だぞ。お前がケイを引き抜こうとしていることはわかっている。引き抜くことができなかったらケイを殺すつもりだったんだろう。まあケイがお前程度に殺されるとも思わんがな」
「いや違うって!」
「最後までとぼけるか。では死ね」
「【浸食】ッ!!」
「え?」
「ほ、本当に死ぬかと思った……」
「そ、その魔法は…本当にケイなのか?」
「さっきからそういってるでしょ!」
「その姿としゃべり方は?」
「この姿は―以下省略―」
そして説明した後。
「思いつきでやっていいようなことではないだろう…」
「いや~できるかどうかきになっちゃって」
「はぁ、まいいが見た目は完全に女性だな」
「でしょ?クリスをイメージして作ったから顔とかも色は違うけどよく見ればクリスににてるよ」
「わ、私をイメージしたのか……」
「そうだよ。クリスは美人だからね。真似させてもらったよ!」
「そ、そうか…なら…よかった……」
「ルカにも見せてくる!」
「あ、ああ…」
ケイが私の部屋から出ていく。クリスは部屋の扉を閉め、ベットに座る。
「私がび、美人………」
そのあとは顔を枕に埋め、しばらくうめいていた。