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アマキ視点です


教室が光に包まれたと思ったら目の前には大きな白い扉、そして回りの壁はどの面も汚れひとつなく白。


「え?どこよここ」

「な、なにが起こったんだ?」

「うわ~一面真っ白だな~」


どうやら誰も状況を把握していないらしい。周りを見る限り目の前にある扉意外に行くとこがなさそうだ。


「皆!あの扉を開けよう!皆も手伝ってくれ!」

「おう!アマキ良いぜ、開けてやろう」


近づいてきたのはとても筋肉質な男だ。男の名は黒瀬刀也(くろせとうや)。トウヤの家は剣道の名門道場で、トウヤ自身も県大会で優勝した実績を持つため、いつも鍛えているらしい。無駄な筋肉……ではないのだろう。


「ねぇアマキあれ大丈夫なの?」

「そうだよアマキ、あの扉いかにもって感じでやばそうだよ~」

「二人とも……だけどあそこ以外に行けそうな所がないから行ってみるしかないよ」

「う~分かってるけどやっぱ……」

「おーい!開いたぞーー!」

「ほら、いってみよう」

「はい」

「わ、わかったよ」


大きな扉を二人と一緒にくぐると、先に扉を開けて中に入っていっていた皆が何故か止まっていた。


「ね、ねぇあの人……」


ヒナタがそう言いながら、目の前を指差している。もちろんアマキも目の前を見ているために、絶句した。三対六枚の純白の羽があり、金髪の髪で、顔もとても整っている。もしかしなくてもこの二人以上の美女だろう。そして美女が喋り出した。


『我の名はセルレイ、光を司る神、そしてそなた等を異界から呼び出したもの。そなた等には、魔王を討つために勇者として戦ってもらう』


美女の言ったことに暫く思考が停止する。そして一番に声をあげたのは。


「待ってください!生徒たちを戦わせるなんてどうゆうことですか?!」


先生だ。他の教師より生徒を大切に思っているために生徒たちが戦うと聞いたために一番に声をあげたのだろう。


『そなた等にこの惑星の害悪になりうる存在を討ってもらうのだ』

「私たちはまったく関係ありません!元の世界に返してください!」

『そなたは、何を勘違いしてるのかわからんが、そなたらをこの世界に呼んだのは我ではない』

「ではいったい誰が!」

『それはリハージ王国の国王だ。我はそなたらに加護を与え、異界と異界の橋渡しをしたに過ぎぬ』

「一体どうやって帰れば……」

『魔王を討てば帰れる可能性がないわけでもない。魔王は膨大な魔力を持っているからな』

「本当ですか!」

『ああ、そして魔王を討てるかはそなたらにかかっておる。そなたらの強さを確認するためにステータスと唱えてみよ』


クラスメイトが続々と唱えていき目の前に透明なプレートが浮かんできている。それを確認したアマキもステータスと唱える。


「【ステータス】」


~~~~~~~~~~


名前 ミツカワ アマキ

種族 人間

年齢 17

レベル 1

ジョブ 勇者

ジョブ履歴



体力      140

攻撃力     50 

知識      50

MP      50


物理耐性    20(+30)

魔法耐性    10(+30)

幸運      20


パッシブスキル

スキル

持続回復Lv1

剣術Lv2

体術Lv1

ユニークスキル

セルレイの加護小

固有スキル

聖剣の使い手

二つ名

勇者


~~~~~~~~~~


「え、アマキ勇者じゃない」

「あ、本当だ!」

「どうやらそうみたいだ」

「まぁアマキは勇者って感じだもんね」

「うんうん!アマキかっこいいもん!」

『ふむ、そなたが勇者か。ならばそなたを中心に行動するがよい。我の助言はこれで最後だ、では飛ばすぞ』


「ちょ、ちょっと待ってケイ君は!ケイ君がいないじゃない!」


セルレイと名乗る神が飛ばそうとした直前に如月さんが、セルレイに問う。


『そのものが誰かは知らんが、ここにいないということは魔法陣の外にでもいたのだろう。では飛ばすぞ』


そうセルレイがいった瞬間再び視界が暗転した。


スキル説明

セルレイの加護小 持続回復がつき物理、魔法耐性が30上昇。経験値が1.5倍

持続回復    通用時はMPが持続的に減っていくレベルが低いと消費するMPも多い

聖剣の使い手  聖剣が装備でき、魔物、魔族に対する攻撃力が少量UP

勇者      話す相手に少量好感を持たせる

リハージ王国  クリストファー リハージが治める国であり比較的非好戦的で獣人やエルフなどには一部を除いて友好的、魔族や、魔物に対しては排除するのが一般的

エルフ     ほとんどが森に住んでいて一部だけが稀に王都にでてくる

獣人      とても力強く身体能力が特化している


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