表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
34/115

0034


0034


「やるしかないか~……【身体強化】」


フライスネイクキングも魔法の発動を感じ取ったのかフライスネイクキングも魔法を発動する。羽の周りに10本ほどの紫色のドロッとした液体でできた矢が現れすぐにケイに向かって放たれる。ケイはそれをよけずにすべてを切る。屋から目を離すと目の前にフライスネイクキングが口を開けていた。


「ッッッ!!」


上の牙を刀で止め、攻撃を防ぐがフライスネイクキングの口から紫色の気体が出てくる。


「フシャアアァァァ」

「なに!!」


すぐに後ろに移動する。すると両腕や両足の先がしびれている。


「これは…麻痺毒とかいうやつか…速攻で決めないとまずいな【エンチャント】【呪刀(じゅとう)】」


この毒は王級が発した毒のため一般人が浴びれば一分もたたずに死に至るが、ケイはステータスの高さで耐えている。しかし、さすがのケイも戦いが長引けば毒は全身をめぐり、体はしびれて動かなくなり呼吸困難により死に至る。そのために人化も使い呪刀で一気に片を付けに行く。


「【抜刀】――【一閃】ッ!!」


フライスネイクキングに普通ならば空気ごと切り裂き同じように敵も真っ二つに切れるはずが、攻撃を当ててもが弾かれた。外皮に傷を少しつけるだけで大ダメージにはならない。弾かれたときに大したダメージにならないことはわかったのでそのまま5本の呪刀を向ける。これにはさすがにまずいと気づいたのか魔法を発動する。次の瞬間呪刀がフライスネイクキングのいたところで停止しする。そのまま呪刀は消滅する。そこにいたのは一回り大きくなり、黒に近い紫色の肌の色に変わっており、ところどころから少し血がでているフライスネイクキングがいた。


「呪刀を耐えるとかいったい何をしたんだ…?」


姿は全く変わっていないが大きさと肌の色が目に見えて変わっている。


「地面じゃないと勝負にならないな。降りるかッ!!」


考えているときも大きくなったその巨体で襲い掛かってくる。かわしたあとは地面に向かって急降下する。しかし、フライスネイクキングもケイが降下したのを見た瞬間急旋回し、猛スピードで追いかけてくる。ケイは後ろを振り向くとすぐ後ろまで接近していた。


「早くないか!?」


このままでは追い付かれてしまう。


「【|黒柱《ブラックピラー】!」


ケイは進行方向に黒柱を4本ほどだす。それをケイはぶつかる直前で避ける。すると真後ろから叫び声が聞こえる。


「ギャアアアァァッ!!」


ケイは自分の目の前に黒柱をだし、自分で黒柱を隠し、ぎりぎりで避けることによって後ろのフライスネイクキングにあてた。もちろんフライスネイクキングも知覚することはできたがケイを追いかけるためにトップスピードだったため止まることやよけることができずそのスピードのまま突っ込んだ。


「ふぅ、うまくいったか。あいつがくるまえに魔法を発動しとくか【黒い木(ブラックツリー)】【毒の場所(ポイズンエリア)】」


周りには黒く不気味な木が生え、地面からは霧が出てき、黒い雪が周りを飛ぶ。


「こんな感じか。さてあいつはくるかな~?」


上を見ると空中でグルグル旋回しているフライスネイクキングがみえる。上を見ていると上から矢が飛んでくる。


「【闇の反射(ダークリフレクション)】遠距離に対しては本当に無敵だなこれ」


そのあともなんどか上空から矢を撃ってくる


「そろそろ降りてきてくれないと…本当に俺が先に死んじまう……」


がすべて吸収すると上からの攻撃は無意味だと思ったのか雪の中に入ってきた。


「よしッ!【黒柱(ブラックピラー)】ッ!」


今あるすべての雪を柱に変え、フライスネイクキングに向けすべて放つ。それとともに接近する。黒柱が黒柱が消えた後にはなん箇所かに穴が開いた羽で身を守っており、紫色の肌が元の色に戻り、大きさも元に戻っていた。守っているすきに懐に入り切ろうとするが尻尾で弾かれる。


「ッッッ!!」


後ろに吹き飛ぶが障害物がないので受け身を取り立ち上がる。追撃を仕掛けようと羽は破れているので地を這って近づいてくる。麻痺毒が全身に回りか、尻尾で攻撃された衝撃で勢いよく動けない。


「シャアアアァァァ!!!」


おたがい満身創痍だ。フライスネイクキングは全身から血が出て、羽はボロボロに破けており、ケイは麻痺毒が全身に回りかけている。


「ば…っとう……」


大きく口を開けフライスネイクキングが羽で移動していているときと変わらないスピードで接近してきている。


「………」


ケイ目掛けてその大きな体を使いはね、ケイの頭を飲み込もうとしている。


「…【一閃】ッッッ!!!」


フライスネイクキングの体を横に切る。


「ギャ、ギャアアア!!」


蛇とはいえその体の硬さから頭が割れるとその衝撃が体にもめぐり体を真っ二つに割る。そして、フライスネイクキングは叫び声をあげ死んでいった。


「もう……無理だ……」


麻痺毒が全身に巡り体力も付きる。そのままケイは地面に倒れ、意識が闇に落ちていく瞬間に声が聞こえた。


『条件を……ため…存在……実行…す』


そして完全に意識が途切れた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ