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「はい、回想終了と、改めて自分で考えてもずいぶんと変な状況にいるな」
いや、考えなくても変な状況にいるか。
「えーと確かこういう時はステータスだっけか?【ステータス】」
そう言うとラヒネが使っていた物に似た透明なプレートが空中に出現する。
「俺のステータスはどんな感じかなー」
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名前 ミナト ケイ
種族 人間
年齢17
レベル1
ジョブ 戦士
ジョブ履歴
体力 200 (+50)
攻撃力 100 (+50)
知識 70 (+50)
マジックポイント 70 (+50)
物理耐性 30 (+50)
魔法耐性 30 (+50)
幸運 15
パッシブスキル
スキル
剣術:Lv1
マッピングLv1
ユニークスキル
ラヒネの加護小
人化Lv1
神眼Lv1
隠蔽Lv2
固有スキル
存在進化
二つ名
魔の神のお気に入り
マジックバッグ(小)
回復薬小(5個)
鉄剣 (1つ)
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「ん~これは高いのか?比べる対象がいないからわかんないな」
「あと幸運以外のステータスが+50されてんのはラヒネの加護小のおかげか、ほんとラヒネ様々だな」
『でしょ~?』
「うお!なんだ!」
『テレパスで君の脳に直接喋りかけてるからね~』
「魔法なんでもありだな……」
『君もこれくらいはできるようになるけどね~ま、今はそんなことよりスキルの説明をしにきたんだよ!それで見てみてわからないのはあったかい?』
「大体わかるが一番不穏で一番わからないのがあったんだが、存在進化だな」
『僕が特別につけたスキルは説明文ないからね、存在進化って言うのは普通は魔物にしかないけど僕が特別につけたもので吸血鬼から魔族や竜人さらにエルフにもなれます!あ、だけど街中でなっちゃ駄目だからね。教会の奴等は人間至上主義だからうっかりなると狩り殺されるからね』
「なるほどなそのための人化か」
『うんうん、理解が早くて助かるよ』
「説明ありがとな。助かった」
『まったく問題ないよー。あ、あと君のステータス加護の効果も入れると村人とかの約三倍だからね。さて、そろそろほかの神に見つかっちゃいそうだから退散するよ』
「ああ、わかった」
『あと人間領にはあんまりないけど僕の教会に来れば僕に会えるからね~』
「暇なときに行かせてもらうとするよ」
『じゃね~』
完全に声が聞こえなくなった。
「ん~どこに行こうかな~?」
まず食料もないし寝床もないからな。人のいるところに行くか。
「まずは人がいる街に行くか」
ステータス説明
体力 0になると死ぬ
攻撃力 敵に入れられる物理ダメージの基準
知識 敵に入れられる魔法ダメージの基準
マジックポイント(MP) 魔力がステータスにうつしだされるときの別称で魔法を打つたび消費され、強力な魔法ほど消費が激しい
物理耐性 物理ダメージを軽減できる基準
魔法耐性 魔法ダメージを軽減できる基準
幸運 多いほど自分のいいように物事が進。むただし増えることはめったにない
ユニークスキル
人化 人間に化けることができる。
神眼 通常の鑑定ではLv10でないと見れないようなものでも容易く見ることができる
隠蔽 ステータスを隠すことができる。熟練者の鑑定で見破ることもできる
魔の神のお気に入り 魔族ではなく魔物を倒すと経験地が3倍になる
この世界の情報
魔物 魔素から生まれる生物、特に魔素溜まりからうまれることがおおい
魔族 魔物と違い知識があり魔素から生まれず交配することによって生まれる
魔素 空気中に漂っている気体
魔素溜り 魔素が集まった場所。空、陸、海にでも発生する。濃い場所は強い魔物が発生しやすい
存在進化 魔物にも魔族にもあり、魔物から存在進化により魔族に進化することもある
魔法 科学の代わりに魔法が発展した。回復から攻撃までいろいろな分野で役に立っている
人間領 ほとんどの国が人間至上主義であり、光の神セルレイを信仰している
魔の神ラヒネ 主に魔族に信仰されておりケイに加護などを与えた張本人
光の神セルレイ 主に人族に信仰されている
惑星アッテラ 魔大陸に五人の魔王がいるとされ、現大陸の南に人族と敵対している魔王が一人いる。文明的には魔法以外があまり発達していないため中世の町並み
現大陸 様々な国が存在しており、魔王が一体存在している
魔大陸 何万年の間現大陸の生物が立ち入っておらず、伝承により魔王が五体いるとされている。