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初投稿なので至らないてんが御座いますがご了承くださいますようお願いいたします
「じゃあね~いってらしゃ~い」
「は?」
消え行く視界の中で笑いながら手を振るラヒネの姿が見える。
次に視界が開けたとき視界に広がっていたのは森林、耳から聞こえる音にチュンチュンと鳥の鳴く声が聞こえる。地味に痛い体をゆっくり起こし周りを見回す。
うまく状況が理解できない、が、しばらく沈黙したあとに拳を握り締めこういった。
「どこだよここーーー!!」
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ジリジリジリ!と目覚ましがなる。バン!と目覚ましを止め、けだるげな体を起こす。
「あ~今日から学校か~」
前のときと同じように食事を取る。
「もうちょっと夏休み長くていいよなー」
愚痴をこぼしながらも靴を履き家を出る。学校につき教室の扉をガラガラと開け席に着く。
誰も声をかけてこない……
俺こと南兎華異は、成績や持久走その他もろもろも狙ったわけではないのにほぼ真ん中。
唯一の欠点があるとすれば友達がいない。暇だなーなどと考えているとガラガラっと音がなり扉が開いた瞬間に教室が一層騒がしくなった。
扉のほうを見てみると予想通りの人物がいた。
そこにいた人物は光河天輝だ。成績優秀、スポーツ万能、おまけに性格もいいしイケメンと来た。そしてすぐに近づいていった女子二人。二人ともとても美人だ。片方は大桜凛。とても頭がよくいつもクール。もう一人は朝宮陽向。男子も負けるぐらいの体力を持ち、陸上部のキャプテンをしていてとても元気活発。言うまでもなく三人とも顔が整っている。
俺も顔はイケメンの部類に入ると思うが自分で引くくらいの射殺さんばかりの目。鍛えてもいないのに割れている腹筋。アマキとは方向性が違う。そのためか自分に喋りかけてくるのは一人を除いていない。まぁだから俺には無関心か敵意しか向いてこないんだが、そいつはー
「ケイ君、おはよう!」
「ああ如月さん、おはよう」
彼女の名前は如月凪紗。彼女もまた美人なので彼女と喋ると周りから殺気が飛んでくるため迷惑この上ないが、彼女なりの善意なのだろう。
「やあ、如月さん。おはよう」
「如月さん、おはようございます」
「ナギサおはよ~」
如月さんと喋っていると必ずというほどアマキが入ってくる。アマキだけならまだしも取り巻き二人も見下すような視線を向けてくるからたまったもんじゃない。
「二人にも聞いていたんだけど如月さんは夏休みなにをしていたんだい?」
「私は海に行ったり両親の実家にいってたりしてたよ」
そのあともどんどん話が進んでいき、俺は完全に蚊帳の外だ。しばらくするとチャイムがなった。
「ん、チャイムが鳴ったから席に戻るね、ケイ君もあとでね」
「ああ」
如月さんが席に戻ったあとにアマキも席に戻っていくが俺のほうを睨み舌打ちをして戻っていった。全員が席についたころに美術の教師で担任の波恵七海先生が入ってきた。いつもニコニコしていて生徒の相談にものってくれて先生や生徒からの人望も厚い。
「朝のホームルームを始めますよー」
先生がそういった瞬間、空中に見たことのない文字が浮かび上がり、一瞬で教室を光が包み込んだ。
そのあとの教室には筆箱や教科書しかなく、授業のためにはいってきた教師が警察に通報し、集団失踪としてしばらく日本を騒がせた。
最初の方は王道も王道ですので所々飛ばして読んでくださってもかまいません。次第に面白くなっていってると思いますので引き続き魔の神に気に入られし者。よろしくお願いします。m(__)m