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中年オヤジ異世界に行く。  作者: もりびる
3/6

3「おっさん、城から出る」

 外国旅行に行ったことありません、いつかは行きたいです。

-正直ほっとした。


何が楽しくて勇者ごっこをしなければならないのか、しかもこの歳でだ。




城を出た俺は王都の街を歩く。


今着ている服は、この世界でも良く見る服装らしく、来た時に着ていたカラオケ店の制服は没収された。


・・店長ごめんなさい。


王都の街並みは中世ヨーロッパ風で、レンガが並ぶ広い道路、そこを通る馬車が見られ、外国旅行に来た気分になる。


え?学生達に別れの挨拶はしたのかって?


勿論、大人の俺は・・そんなものする訳がない。


まぁ、大人気ないとは思うけど、ここは日本では無いし、もう二度と会うことは無いだろうと思うし、まともに会話もしてないのでいいかと判断した。


 な~んか話したらイラッと来そうな未来も見えたからね!




 歩く事数分、、そんなこんなで腹が減った。


 何処かの孤独でグルメな人の気持ちで居ると、屋台が並ぶ広場に出た。

 そこでホットドックが売っていたので、取り合えず1シルバーを渡し、2つ下さいと言うと「あいよ」との返事に銅貨2枚とホットドック2つを渡された。


 日本の金銭感覚で言うと、ホットドック1個が400円程度で、1シルバーは千円位であろうか、以外と物価高くね?そう考えながら近くのベンチに座り食べる。


 「となると1ゴールドは1万円位かな?」


 ん~、やっぱり貰ったお金は少ない、これでは1ヶ月持たない・・・。


 だが、今更城に戻って「もうちょっと下さい」とか言う勇気は無い。


 取り合えず、泊まるところを探そう。



 昔TVで見てたブログ旅でも宿屋確保を優先していたし、こっちに来てゆっくり考える時間も欲しい。


 俺はさっき買った屋台のおっさんに安くて良い感じの宿屋は無いか聞き、広場を後にする。


 言っていた宿屋に入ると一泊5シルバーで朝食付きとの事だったので、料金を支払い鍵を貰うと言われ2階の部屋に入る。


 そしてベッドに腰掛け靴を脱ぐと寝そべった。


 「疲れた・・」


 すると眠気に襲われる。


 まだ陽が明るい、だがここにきて初めての緊張が解けたのか眠い。





 ・・・起きたら自分の部屋で夢でした~何てオチを期待しながら俺は目を閉じた。


 次回はもうちょい長くなります、多分。

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