表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
中年オヤジ異世界に行く。  作者: もりびる
1/6

1「おっさん大地に立つ」

 小説を書くのも投稿するのも初めてになります。

 

 この小説はお風呂に浸かってるときに思いつきました、まさか投稿するとは・・勢いって怖いですね。


 -俺の名前は佐々木樹ササキイツキ)他人から見て中年オヤジだ。

 先月長年勤めていた会社が倒産し、今はカラオケボックスのバイトをしている。



 いや、正確にはバイトしていた。



 ある日、注文の入った部屋のドリンクを持って行ったら、部屋中に眩しい光が輝き、目を開けたら儀式を行う祭壇みたいなとこに俺を含む5名が居た。



 制服を着た高校生の男子4名とおっさん1人、周りを見るとローブ姿で倒れている人、

 鎧を着た人や、杖を持って歓喜している人など、まさに何らかの儀式をしていました風な人達が熱い視線を向けていた。



 ボーッとしていた俺達に、白髪のダンディな老人が語りかけた。

 要はファンタージー世界にある出来事"勇者召喚"なる儀式を行い、魔の手がら人類を守って欲しいとの事。



 最初は俺も高校生も戸惑っていた、だが、若さなのか学生達は



「マジか!俺が世界を救う勇者だったのか!」

「いやぁ、僕は昔から他の人とは何かが違うとは思っていたんだけど・・」

「よし、魔王の城に案内してくれっ!」

「フッ・・我が名をこの地に轟かす為の行いご苦労」



等と騒ぎ出した。


(こいつらもう染まってやがる)


 俺達はそれから別室に案内され、王様と言われる人に会い、賢者と言われる人からこの世界について色々と説明を受けた。





 俺?俺はなんとな~くだが話を聞きながら思っていた。



(ああ、これは"巻き込まれた"系だな)



 伊達にネット小説や、その手のアニメ好きではない。

 そんなんだから未だに家庭を持てて無い要因の1つかも知れないが・・。


 溜息と共にそう思っていると、賢者と言われる人にテニスボール位の大きさの丸い水晶に手を置く様に言われ、1人1人順番にステータスの鑑定が行われた。


 異世界から来た人は、この世界の人々よりもステータスの数値、魔力や筋力が強く、固有の強大な"スキル"を保有しているらしい。


 先に学生達が鑑定されて行くと



「雷の魔法か、やっぱ生まれた時から浴びてたからな、家庭の事情で」

「やべー、火炎魔法だって、やっぱ俺TUEEE!」

「光魔法?死霊系?の浄化を行う事が出来るんですか?」

「何っ・・我が闇の使い手ではない・・だ・・と」


(何だか口調まで変わってきた奴がいるな)


 テンションが上がったのか、彼等は自分のステータスを賢者に言われ、横に居る人から書き写した紙を貰い、互いに見せ合いながら会話をしている。


俺も鑑定してもらったが、賢者の顔色が悪い、つーか戸惑っている。


ステータスには筋力や魔力、その他に固有の"スキル"が映し出されるが、やはりと言うか、俺はこの世界の平民と同じ様な数値らしい。



そして待望のスキルだが・・







【シュールガス】


説明:スキル名を唱えると全身が臭くなる、レベルにより臭さは増す。










・・・賢者が俺のスキルを説明する言うと、学生一同が爆笑した。









 おっさんだから臭い、うん、だめだこりゃー。


 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ