一:デビルアミグス
「ハァ?」
耳を疑った、この俺がギャングに入って欲しいだと・・?
「君の行動力にはとても素晴らしいと思ったのだ、分かるだろ?人材を買おうと思っているのだよ」
「…」
「勿論、働いてくれたらそれなりの報酬をやってもいい」
「断る!」
ときっぱり俺は言った。
「あらら、即答ですか?」
「言ったはずだ!ギャング嫌いだからな、信用できるかよ!」
「何かワケありみたいだね」
「俺はなぁ!貴様らに両親を殺されたんだぞ!!」
「!」
躊躇もせずに俺は言ってやった、俺の両親は昔にギャングに殺された。今でも鮮明に覚えている、あの恐ろしい光景が…。
「貴様に何がわかるってんだよ!」
「信用されなくて結構だ、ただのコマとして見てもいい」
「何?」
「ただ、買いたいだけだよ、もし何かあったら裏切っても結構だ、私の命を出してもだ!!」
「!」(なんなんだコイツ…?)
「いいのか?そんなことを言って?」
「男に二言は無いと言うのは知っているか?」
「入ってやろうじゃないかよ!!」
こうして俺は、デビルアミグスの幹部として配属された。
配属されてから楽しかったかもしれない、単独的なギャングを潰し、遊びまくっていた。こんなに楽しいものなのか?俺がこのギャングに入ってとてつもない何かを手に入れた感じがした。
「よお、リョウ!」
「カーンか…」
一様、俺の名前の下だけは教えてやった涼と言う名前だけだがな。
そして、こいつはカーン=ガーディ、デビルアミグスの幹部で力だけは強い男である。
ある程度の物を壊すことができるパワーな男だ、戦力はこいつが一番頼もしい。俺が最初に連れて来られたヤツでもある。
「どうした?浮かない顔してるな?」
「暇だなって思っただけでね…」
「わかるわその気持ちは、もっとパワフルなことをする所だと思っていたよ」
「あんたは戦いたいだけじゃないか?」
「まぁ、そうだなぁ ガハハハ!」
「雑魚のギャングを殲滅したって意味ないのに…」
「いや、意味はあるんだよ…」
「…この島を制圧…か?」
「そうだ、この幻想都市島は3つの島で出来ている、南西の島と南東の島と北の島があってだな…」
「南西・魂西島 南東・豪東島 北・北共島 名前ぐらい覚えろよ…」
ちなみにここは北の北共島である、名前から察するに、豪東島←ゴーシャ、最後に魂西島←ネジディスである。
イメージとしては、豪東島は和風と高層ビルで日本イメージ、あと2つはほぼ同じ創りのアメリカンスタイルになっているのが特徴だろう。
「うるせぇ! この3つの島の1つを維持しなきゃいけねーんだよ」
「…なるほどね」
それなりの勢力だが維持するのが難しいのが現状のようだ。
「だから、あんまり攻めるとすぐ全滅だってよ」
やり方は好きになれないのが現状だが、楽しいからいいと言う人もいる。まぁ売られていない喧嘩は好きじゃないと言うことらしいが、攻めてくる傾向になると俺は思った。始まったばかりなのだからまだ好きにするか…、俺も何だか馴染んてきたような感じがした。