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Vol.7(なにもない)

作者: たまいはる

俺は今何をしているのだろう。


自分の部屋の扉の前に座り込み、天井を見上げる。


周りには趣味のものが散乱している。

フィギュア、漫画、ゲーム、DVD、人形etc.

俺の宝物たち。



ふと思い立ち今まで生きてきた歴史を振り返る。


幼稚園のこと

小学校のこと

社会人のこと


家族のこと

友人のこと

恋人のこと


いや、恋人はいなかったな。

恋心を抱いた人はいたがその彼女ももういない。

俺の手で消えていった。


あぁ

だんだんと意識が消える。


首元に縄が食い込む。

意識が薄れる。


あぁ

クソな人生だったな。


何もできなくて

何も残せなくて


ただただ迷惑をかけまくった。



さようならだ。


静かに意識が消える。



大切なものに囲まれて死ねる俺は幸せだ。

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