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第59話 生徒会室

 気が付いたら、異世界に転生しちゃいました? と、冗談を言いたくなるような風景が目の前に映し出されていた。異世界のダンジョンというものである。ふっと、少年はダンジョンのドアを閉めたくなった。



 いったい何が起きているのだろうか。

 少年が立ち尽くしていると、スケルトンがこちらに走ってきていた。



 ガシャ、ガシャ、ガシャ

 ガシャ、ガシャ、ガシャ



 スケルトンが迫ってくる。

 持っている大剣を振り上げていた。



 とっさに、少年は妖力を使ってスケルトンを吹き飛ばしていた。

 


 吹き飛んだスケルトンはバラバラになってしまう。

 骨がガタガタと震えていた。



 どうして、異世界のモンスターが現れているのだろうか…。



 少年はダンジョンの中を金槌坊たちを探して歩き回ったが、どこにも見つけることができなかった。次の授業が始まる前に学校に戻らなければならないと思いながら、彼は必死に探し続けていた。しかし、結局何も見つからずに学校へと戻ることにした。


 体育の授業では、少年は無意識のうちに妖力を使ってしまい、100メートル走で世界記録に迫るタイムを記録してしまっていた。周りの生徒たちは驚きの表情を浮かべて少年を見つめ、少年は計測ミスだと言い逃れをすることにした。授業が終わった後も、生徒たちの不審な視線は少年から離れなかった。放課後、少年は生徒会室のドアを叩きました。



「すみません、お邪魔します…」


生徒会室のドアを開けると、猫又さんが忙しく仕事をしている姿しかなかった。

部屋には他に誰もいなかった。



ドアの前にいたら、猫又さんは少年を見て嬉しそうな顔をしていた。



「やった~、スクイ君。手伝ってほしいんだ~」


「誰もいないんですね…」


「そうなんだ、皆怠けていて、書類作成が大変なんだ~」


「その書類って何ですか?」


「ダンジョンに現れた奇妙なモンスターによって、多くの人が怪我をしたり、命を失ったりしている。その調査報告書を作成しているんだけどさ~」


「モンスターは、一体、何なんですか?」


「それは私にだって分からないよ。君が教えてくれたらありがたいくらいだよ~」


「そうですよね…」


「ちょっと、こっちに来てよ…」


「生徒会長が学校に来ていないって本当ですか?」


「そうだよ、それは気にしなくていいけどね。ミコトさんは陰陽師の家系だから、学校を休むことは珍しくないんだ」


「ただ、こんな大変な時だというのに…」


「そう、普段なら非常事態には戻ってくるはずなのに、今回は学校にも来ていないんだよ~」


「何かが起きているということですよね?」


「そうだとは思うけど、私には詳しいことは分からないけどね」


「それなら、僕が生徒会長の家に行ってみます」


「何かあったのかい?」


「ええ、色々と…」


「分かった、それなら私も一緒に行こう。書類作りはもううんざりだし、副会長にも文句を言いたいしね~」



 猫又さんはそう言って立ち上がろうとしていた。

 書類の対応をしたくないだけではないか、そんなことを考えたが、少年は黙っていることにした。



 二人はミコト生徒会長の家へと向かうことにした。


 深い森の中を歩いていく。

 ただ、屋敷で予期せぬ出来事が待ち受けているとはまだ二人は知らなかった。

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