公女ミシェルの恩返し ~ だってわたし、猫ですから。
※猫が虹の橋を渡る描写を含みます。苦手な方はご注意ください。
お久しぶりの投稿です。
誤字脱字など、何かありましたらご一報ください。
―――ぽかぽか、ぽかぽか。
それがあるときは、いつもあたたかい。
僕らは賢いので、幸せが何のそばにあるかなんてお見通しなのです。
だから、たまには恩返しをしてあげましょう。
でも、ご用心。
それがあなたの喜びになるかはわかりません。
僕らはいつだって気まぐれなのです。
なんてったって、猫ですから。
……猫ですから?
「公女ミシェル・ブランブル、貴様との婚約を―――」
夜会が行われるきらびやかなホールへと通ずる大階段の上。組んでいた腕をあまりに強く振り払うものだから、ミシェルの体はぐらりと傾き、大階段の下へと真っ逆さま。あーあ、猫なら落ちたって怪我なんかしないのに。とりあえず受け身は取ろうと身構えたとき、ふわりと体が浮いた。既視感のあるぬくもりと、間近で輝く綺麗なブラック・オニキス。
あら、わたし、助けられてしまったわ?
「ご無事でしょうか、ブランブル公女殿下」
「……はい、ありがとうございます、ホーキンス子爵」
ミシェルを抱きとめたのは、レナード・カンナレス。カンナレス伯爵家の嫡男で二十二歳、父の二番目の爵位を以ってホーキンス子爵と呼ばれている。名門カンナレス伯爵家は碧眼を代々受け継ぐため、黒い瞳を持って生まれた彼は、一時期それはもう大変な悪意に晒されていた。伯爵家の家族仲は良いようですぐに噂の火は消されたが、口さがない人というのはいなくならないものなのである。
何はともあれ。
彼の温もりを知ったとき、ミシェルに本能が呼びかけた。
―――ひどくされたら憎みましょう。
だけど、優しくされたら愛しましょう。
僕らが礼もできない無作法者だなんて勘違いされたら、とっても困ります。
猫だって、意外と忠義には厚いのですから。
……ええ、そうね。愛は愛で返さなくっちゃ。
だってわたし、あなたの猫ですから。
それを理解した瞬間、ミシェルは振り返って叫んだ。
「王太子殿下、婚約を解消いたしましょう!わたくし、この方を好きになってしまったわ!」
「はあ!?」
「あら、殿下だってそのつもりだったでしょ?わたくしはあなたと違って義理をわきまえておりますの!」
「な、なにを……」
呟いたのは、王太子か、レナードか、それともブランブル大公か。
「だって、猫ですもの。ちょっとくらいわがままだっていいでしょう?」
場は騒然とした。
淑女のなかの淑女。今をときめく王太子の婚約者、ミシェル・ブランブル公女殿下のご乱心である。
その後のことをかいつまんで話すと。
十四年間、少し気分屋なところはあったものの、今まで反抗ひとつしてこなかった娘の突然の奇行に、ブランブル大公は慌てた。けれどそこは荒波を乗り越えてきた貴族。迅速に娘を回収して居城へと引っ込んだ。もちろん、カンナレス伯爵に頭を下げ、馬鹿息子の父親をにらみつけるのを忘れずに。
その間ミシェルはというと、にこにこ幸せそうにしていて、とてもやらかした本人には見えない。何のつもりか尋ねても、ホーキンス子爵のいる場でお話しますわぁとのらりくらり躱してしまう。仕方ないので王城に乗り込み、王家とブランブル大公家、カンナレス伯爵家の三者面談と相成ったのである。
「それで、どうしてこんなことを?」
口火を切ったのはブランブル大公ジョゼフだった。国王への配慮とかはない。ジョゼフと国王はいとこ同士で、ちょうどいい年頃の息子娘ができたので婚約させてみたのだが。最近の王太子の女癖の悪さは流石に目に余るものがあった。婚約解消に向けて動く前に、先日の夜会で王太子が婚約破棄だの叫ぼうとしたのをジョゼフは知っていたので、娘がやらかしたことについて実はそれほど怒っていなかった。何事も先手必勝なので。
「十五年前、ホーキンス子爵は教会の裏で捨て猫を拾ったでしょう?黒くて足先だけ白い小さな靴下猫よ。あなたはそれはもう大事に育てて、慈しんでくれました。猫なのに野菜と水遊びが好きで、湖の魚をつついていた変な子。元々からだが弱かったから、一年ほどで虹の橋を渡ってしまったけど、猫はあなたに受けた恩を忘れていないわ。……実はわたくし、その猫の生まれ変わりなのよ。あなたを幸せにするために生まれてきたの」
ぽかんと間抜け面を晒す一同をしり目に、ミシェルは紅茶をひとくち飲んだ。そしてくすりと微笑んで、ウインクをひとつ。
「なぁんてね。おとぎ話はこれくらいにしましょうか。本当は、王太子殿下があの時何かしでかすのに感づいたから、我が大公家と王家の権威がなるべく傷つかないようにしただけです。階段から落ちるとは思っていなかったけれど、ちょうど助けてくれた方にひとめぼれ、なんてありがちでしょう?家格も申し分ないですし、わたくし自身はホーキンス子爵を好ましく思っております。カンナレス伯爵家にその気がないなら無理にとは申しません。何もないなら若い公女の冗談、ですみますわ。どちらにしても王太子殿下との婚約は解消しますが」
わたくしからは以上、とばかりにミシェルはジョゼフ大公に目配せをした。猫うんぬんの突飛な話を素早く冗談と割り切ったジョゼフは、ふむ、と頷いた。ミシェルの行動によって、ブランブル大公家は小さな恥をかいたが、王太子の醜聞を塗りつぶしてあげたという大きな恩を王家に売りつけた。結果的には黒字。ミシェルはやはり、公女として素晴らしい才媛であった。
「陛下、ミシェルと王太子殿下の婚約は解消ということでよろしいですね?」
はあと深くため息を吐いて、国王が頷きかけたところ。
「待ってください、父上!ミシェルは公女としても俺の婚約者としても非道な行為をしていたのですよ!?婚約を破棄した上で断罪すべきです!」
もういちど、こめかみを抑えた国王は深くため息を吐いた。
「戯言を。お前が不義理を働いたのであろう。王太子とあろうものが、小娘に良いように利用されおって」
「俺は真実の愛を見つけたのです!彼女が証言しています。ミシェルは彼女を虐め、傷つけたのですよ!?」
「ミシェルがそんなことをしていないという事実は、貴族子女、王宮の騎士や侍女たちが証言していますがね」
「あらまあ、お父様ったらお上手」
茶化したミシェルを王太子がぎろりと睨み、ジョゼフ大公は呆れを通り越したのか楽しそうに目を細めた。ちなみにカンナレス伯爵とレナードは未だ困惑した面持ちであった。
「ミシェル公女、もちろん婚約解消を受け入れる。すぐに書類を用意させよう。公に非を認めることはできないが、謝意は示そう。愚息にはしかるべき処置をする」
「なっ、父上!?」
「ありがとう存じます、陛下。おねだりを考えておきますわ」
「書類の準備はすでに大公家で作成しておりますので、彼に渡しておきました」
ジョゼフは国王の侍従を示した。侍従は白髪を揺らしながら笑顔で頷く。思った通り、お詫びの品がもらえるという言質をぶんどれたのでミシェルはごきげんであった。話は終わったので、王太子は騎士に連れ出される。少々強引だがさらに暴れそうなので致し方ない。国王としては謝罪くらいしてほしかった。
あいつはもう無理だ、あきらめろ国王。彼の未来はない。そんな思いを込め、ミシェルは笑顔で手を振った。
「して、ミシェル公女とホーキンス子爵の話に移るが、カンナレス伯爵の考えはどうだ?」
「大変光栄なお話と存じますが、親としては息子の意を尊重いたしたく思っております」
「もちろんだ。ホーキンス子爵、率直な思いを教えてほしい」
「ありがとうございます、陛下。公女殿下は我らが至上の華。自らの手で笑顔にできるのならば、どんなに幸福なことでしょう。ただ、私が公女殿下を失望させてしまうかと思うと不安なのです。どうか一度、公女殿下と言葉を交わす時間をいただけませんか」
国王がミシェルに目線をやると、ミシェルは笑顔のままこくりと頷いた。
「ああ、そなたの誠実な姿勢を嬉しく思う。どのような結果になっても、カンナレス伯爵ならびにホーキンス子爵は我がよき友となるだろう。ブランブル大公、あとは任せる」
「御意に。それでは我々も別室に参りましょうか、カンナレス伯爵。ミシェル、くれぐれも失礼のないように」
「まあそんな、娘をお転婆みたいにおっしゃって」
「公女殿下、御前失礼いたします」
「ええ、本日はありがとうございます、カンナレス伯爵。お父様と楽しいお話をなさってね」
公務に戻った国王に続き、ジョゼフとカンナレス伯爵も部屋を出た。もちろん騎士と侍女は残り、危険がないように目を光らせている。席を立ったレナードは、ミシェルに恭しく手を差し出した。
「ブランブル公女殿下、少し庭を散策しませんか」
「ええ、喜んで。それとミシェルで良くってよ」
「では、私のこともレナードと」
レナードが侍女に目配せをすると、しずしずと近づき日傘をくれる。礼とともに受け取ったレナードは、手ずからミシェルに差しかけた。
「まあ、自分で持てますわ」
「いいえ、どうか格好つけさせてください」
「ふふ、ありがとう。見て、今はティルグの花が見頃だわ」
二人が庭園をゆっくり歩き出すと、侍女と騎士はつかず離れずの距離で追従した。黄色のティルグは鮮やかに咲き誇り、太陽の光を受けて黄金に輝いている。レナードは花壇が見える木陰にミシェルをエスコートし、一息ついてから口を開いた。
「ミシェル様、先ほどのお話は本当なのでしょうか」
「あなたが信じてくださるなら、きっとそうよ」
「では、私の昔話を聞いてくださいますか」
「ええ、もちろん」
*
十五年前、七歳のおれはひとりぼっちだった。
孤独ではなかったはずだ。両親は優しかったし、使用人もそばにいてくれた。けれど両親は外交のために国外にいることが多くて、レナードがひとりで頑張らなくちゃならなかった。どこか寂しさを抱えた、そんなときの話だ。
色なし、不吉、不義の子。
七歳ともなると、貴族社会に慣れた子供たちは急に世の中のことを知ったような気になってくる。大体は親の振る舞いを見て自分より下の者を探すのだ。あいつは強いやつ、こいつは弱いやつ。ぺこぺこするべき相手、からかってもいいやつ、いじめてもいいやつ。たまたまカンナレス伯爵夫妻が不在で、その隙に大人たちがひそひそしたから、子供たちも同じようにレナードにちょっかいをかけただけ。ちょっぴり残酷だけど、きっと誰しもそんなものだ。
別に黒がダメなわけじゃない。ただ碧を持たないおれが嫌われているだけ。
レナードはそんな事実を正しく認識して、正しく傷ついた。もう少し悲しい時間が長引けば、何もかも諦めてひねくれてしまったかもしれない。そんなレナードに世界の優しさを思い出させてくれたのが、教会で出会った小さな猫だった。
「きみはここで飼われてるの?」
にゃーん。
「ひとりなの?」
にゃあ。
「そっか、おれと一緒だね」
にゃあ。
からだが黒くて足先だけ白い、靴下をはいたような猫で、教会の裏庭に逃げ込んでいたレナードにすり寄ってくる。ぼんやり撫でていると、なぜだか涙が出てきた。レナードは猫を抱え、一人になって初めてわんわん泣いた。
ありったけ泣いたら、なんだかすっきりした。世界はそんなに狭くない。陰口をたたくのは一部の人間だし、そういえば、そういう人たちはまともな貴族からは遠巻きにされている。すべてに自分を否定されたような気がしていたけれど、レナードがいま感じているよりも、世界はきっと優しい。
レナードが立ち上がると、猫もぴんとしっぽを立てた。数歩あるくと、ついてくる。
「一緒に帰る?」
にゃあん。
レナードは猫を連れ帰ることに決め、大事に抱えなおした。
―――僕らには九つの命があるのです。
九つ目になった僕は、酸いも甘いも自慢の鋭い牙で嚙み分けてるので、大体のことはわかります。たとえば、あなたの寂しさとか、悲しさとか、優しさとか。だから、あなたと一緒にいくのです。僕の九つ目はちょっと短いかもしれないけれど、今回の幸せはあなたのそばにあると思うのです。
ひどくされたら憎みます。
今までの分は、八つ目で返してやりました。
優しくされたら愛します。
だから、九つ目までにたくさんの人にもらった優しさを、あなたに返してあげましょう。
僕は仇も恩も忘れないのです。
だって、猫ですから。
猫を拾ってから、レナードには良いことばかりが起きた。まるで、猫が幸運を連れてきたみたいだ。口さがない人たちから庇ってくれる友達ができた。両輪が帰ってきて、抱きしめてくれた。噂はすぐに消えて、レナードは寂しくなくなった。
レナードは精一杯猫を大事にした。呼ぶと、必ず駆けつけてくれる優しい猫。肉よりも野菜を好み、カントリーハウスの近くにある湖が大好きなレナードの猫。いつも上機嫌にしっぽをぴんと立てて、楽しそうに魚が泳ぐのを見つめていた。両親をはじめ、カンナレス伯爵家のみんなにかわいがられた。病で寝たきりだったレナードの祖母は、何故か猫を撫でるうちに歩けるようになった。
猫を拾って一年ほど経ったある日、レナードの頬をひとなめすると、猫はぱたりと息を引き取った。レナードは泣きながら猫に、ありがとうと繰り返し伝えた。猫は一年で、レナードを大きく変えてくれたのだ。涙でぼやけた視界では、猫のしっぽの先が二つに分かれているように見えた。
……あれれ、おかしいなあ。
僕はちっとも返せてません。
あなたにもらった優しさ、その半分も。
でも、僕は、もう。
きらきら光るあそこを越えなくちゃ。
まあ、しかたありません。九つ目でしたから。
いつか次の猫生で、きっとあなたに愛を返します。
それがいつになるのかはわかりませんが。
だって猫なので、時間なんて気にしません。
だけど猫なので、においであなたがわかるのです。
ついでに僕は、あなたの瞳の色もわかるのです。
だって、あなたを愛していますから。
レナードは両親と相談し、伯爵家みんなで一週間喪に服すことにした。猫はカンナレス伯爵家の一員として、墓地に丁寧に埋葬した。毎年墓参りに会いに行き、十五年経った今も忘れたことはない、レナードの大切な友だちだ。
*
「……ですから、もし彼女が私のもとにもう一度現れたとして。彼女に救われたのは私で、恩返しをするのは私の方なのです。彼女がそれに囚われているのならば、どうか忘れてほしいのです」
レナードは微笑んだ。少し寂しそうに。ミシェルはその瞳にまっすぐ手を伸ばして、そっと頬に触れる。
「僕たちには、幸せが誰のそばにあるのかわかるのです」
「え?」
「わたしには、あなたの瞳の色が分かるのです」
レナードはミシェルが何を言おうとしているのかわからず、首をかしげた。そんなレナードを見てミシェルはくすりと笑う。
「猫は優しくされた分だけ愛します。等価交換なのです。わたしは猫だったけれど、もう猫じゃないので、勝手にあなたを愛します。きっとあなたを幸せにする。幸せなあなたと一緒なら、もっとわたしは幸せだわ」
とりあえず恩返しはする。だって猫でしたから。
だけど、ミシェルはその先も、きっとレナードと一緒にいたいと思うだろう。レナードは返した以上に、優しさをくれるから。そして、ミシェルももらった以上に愛をあげたいと思うから。その思いは決して一方通行ではなくて、必ず交差して幸せを生む。それはミシェルが猫ではなく、レナードと同じひとである証なのだ。
「レナード・カンナレス様、わたしと婚約していただけますか」
頬をほんのり朱色に染めて、ミシェルは手を差し伸べた。そっと視線をあげると、同じように朱色のレナードがいる。ゆっくりと手をのせ、優しく握った。
「はい、喜んで」
格好つきませんね、とレナードが笑った。そうだった、こういうのって男性の方から言うのが普通なのだわ。レナードと一緒にミシェルは吹き出して、木陰でたくさん笑いあった。
―――どっちからとか、そんなの気にしません。
思っても言わないときもありますし。
思ったらすぐに言っちゃうときだってあるのです。
わたしはそんなふうに気まぐれなので。
だって、あなたの猫ですから。
<登場人物と小ネタ>
ミシェル・ブランブル
ブランブルは猫種から。人懐っこく、忠誠心もある犬っぽい猫種らしい。かわいい。
淑女のなかの淑女だが、中身は気まぐれでお転婆なところがある。実は前世を思い出す前からバレないように自由気ままに過ごしていた。思い出してからはより顕著に。レナードに恋をするのはまだまだ先。最初は恩返しのつもりだったが、そのうち自分がレナードと一緒にいたいだけだと気づく。ただの貴族令嬢だったのが、作者のせいでいつの間にか公女になっていたため、レナードがよりお堅くなった。
レナード・カンナレス
瞳の色が家族と違うのでなんやかんや言われていたときに猫に出会って癒された。猫は正義。キャラ付けめっちゃ薄いけどもう一人の主人公。金髪で黒目、物腰柔らかめなイメージ。押しに弱いが、押し始めると強いタイプ。もう少しミシェルと打ち解けてくれると本性が出てくるかもしれない。きっと「結婚してください」は言えるはず。ミシェルが設定もりもりなので相対的に薄くなってしまう。難しい。カンナレスは猫好きで有名な一条天皇の元号(寛和)からそれっぽいのを。
猫/僕
ただの猫ですから。
靴下猫なのは作者のただの趣味。九つ目の命をレナードのそばで全うし、虹の橋を渡る。しっぽをいつもぴんと立てていたのは、しっぽの先が二つに分かれていたのを隠すためとかなんとか。猫が九つの命を立派に生きると、次の生で人間に生まれ変わる……のかもしれない。よくわかりません、だって猫ですから。
ジョゼフ・ブランブル
国王のいとこ。割と国王にも容赦ない。ミシェルにはなんだかんだ甘いし、もっとやれと思っている。実は跡継ぎの息子もいる(ミシェルの弟、シスコン)。
カンナレス伯爵夫妻
帰国してから息子の陰口叩いたやつは全員つぶした。伯爵家だけど歴史ある名門一族なので怒らせると怖い。碧眼が何代も続いたのは遺伝もあるけどほぼ偶然。もちろんお嫁さんとかは碧眼じゃない人もいる。ミシェルが昔飼ってた猫のことをあまりに詳しく知っているので、もしかして、と思っている。
国王
真面目に頑張る王様。臣下を友と呼べる人なのできっと良いことがあるでしょう。
王太子
名前は面倒なのでつけなかった。完全にモブ。もう少し粘ってもらう予定だったが収集つかなくなりそうだったので強制退場。猫に優しくしたら幸せになれるかもしれない。ひどいことをしたら……。
猫を飼いたい欲があふれて書きなぐりました。ルビでも遊んで楽しかった!!
ここまで読んでくださりありがとうございました。
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