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あの滑走路の向こう側へ  作者: きさらぎ ねこ
✈︎ ✈︎✈︎✈︎第8章
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第11章 十九、高熱で





再び石田は眠り続けた。

気付けば、また暗くなっていた。

25日の夕方で、丸一日寝ていたようだ。


体温は、まだ38.8℃だった。

時計を見やると19時過ぎ、

日下に電話してみる。


「何すか、年末は寺がめっちゃ忙しいんすけど」


そうだった…

次に、研究室の他の後輩に電話してみる。


「あれ、石田さん、忘年会始まってますよ?

 来ないんなら、もうキャンセルできないんで

 立て替えときますから、今度払って下さいよ」


そうだった…容赦ないな…。

って事は、研究室のメンバーは酒が入ってて、

車でうちに向かう事はできないのか。


仕方ない、旗野にかけてみるか。


「何? まだ勤務中、今ちょうど休憩中だけど」


「いや、熱が39.8℃あるんだけど、

 薬もスポーツドリンクも、何もなくて…

 悪いけど、仕事帰りでいいから、

 買ってきてくれないか?」


「えー、大丈夫なの?

 でも22時半とか過ぎちゃうよ?」


「それでも頼む。

 鍵開けとくし、オートロックの暗証番号

 教えるから、入ってきてくれ」






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