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あの滑走路の向こう側へ  作者: きさらぎ ねこ
✈︎ ✈︎✈︎✈︎第8章
192/197

第11章 十七、ヘッドスライディング




石田は廊下の隅に立つと、

勢いよく走り出し、

ヘッドスライディングすべく飛び出した、

その時だった。


人の気配がしたかと思うと、

廊下の角を、日下が曲がってきた。

両手に、バケツを下げて。


バッシャーン!!


スライドしてきた石田に

両手のバケツ2杯分の水が降ってきた。


「何してんすか!」


「ヘッドスライディング…」


「は?」


「ってか、おまえ、気配もなく来るなよ」


「小さい頃から、走っては怒られて

 育ってきたんすよ、

 そろそろ走らなくなってきた訳ですよ。

 もー、風呂入ります?」


「いや、もう帰るから、帰って入るわ」


トレーナーだけ借りると、

日下に余りの精進弁当と饅頭を持たされ

石田は家路についた。






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