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あの滑走路の向こう側へ  作者: きさらぎ ねこ
✈︎ ✈︎✈︎✈︎第8章
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第11章 十二、連絡しづらく





史緒里に釘を刺されたし

何となくわざわざ連絡もしづらく、

帰りの到着の際にでも声をかけようと思ったが、

利緒は勤務でなかったのか、見かけなかった。



見かけなかったとなると

逆に気になるのが人の性、

石田は悶々としていた。


普段通り、遅くまでの研究を終え、

車で大学を出ると、

以前、利緒と出会ったファミレスが目に入り、

腹も減ったし…とつい立ち寄った。



オーダーを待ちながら、

結局、石田は利緒にメッセージを送ってみた。


〈出発の際は、お世話になりました。

 カウンターに行ったら、話が通ってたみたいで

 すぐに係員の人がやってくれました。

 あと、食後のコーヒーも美味しく頂きました〉


すると、意外とすぐ利緒から返信があった。


〈無事にご出発できて良かったです。

 コーヒー、一人でも大丈夫でしたか?

 心配していたので、安心しました〉


〈一人でも大丈夫なんですよ?(笑)

 現に今も、こないだのファミレスで

 一人で飯ですから〉


〈私、今から帰りなので、

 もしあれでしたら、ご一緒しますけど?〉


完全にイジられてる…と石田は

ガッカリしつつも、

この誘いに乗っかるしかないと返信した。


〈一人じゃ淋しいので(笑)、お待ちしています〉



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