表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
あの滑走路の向こう側へ  作者: きさらぎ ねこ
✈︎ ✈︎✈︎✈︎第8章
177/197

第11章 二、呼び出し




ファミレスの駐車場に着くと、

腕組みした史緒里が待っていた。


「遅い!」


「いやいや、急いで来ましたけど?」


「こっち」


石田は少しムッとした様子でそう言うと、

史緒里は車を指差した。

そこには、困り顔の女性が立っていた。


「後輩の車なんだけど、

 カメムシ、中に入っちゃって。取って」


「え?あ?おぅ…」


石田は言われるがままに、

女性がドアを開けた車を覗き込み、

自分の鞄から紙など出して虫を駆除した。


ものの1分程の事だった。


「サンキュー、助かったー!

 私、カメムシはホントダメで。

 石田っち、どうせ研究室にいるだろうと

 思ったからさー、近いし。

 じゃ、私、明日早番だから、これで」


去ろうとする史緒里を石田は呼び止めた。


「おいおい、呼びつけといて、帰るのかよ。

 俺、今まで研究室で、メシまだなんだけど」




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ