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あの滑走路の向こう側へ  作者: きさらぎ ねこ
✈︎ ✈︎✈︎✈︎第8章
172/197

第10章 十五、意を決して



凛の南飛行場での勤務がラストとなる

週末の日曜日、リクエスト通り休みが貰えた。


翌日も休みになっていたのは、

純礼の、ゆっくりしておいでという

配慮だろうか。


土曜日、凛の勤務後、

いつも通り、2人はビアガーデンにいた。


凛は意を決して、旺太郎を誘ってみた。


「明日、お休みなんです。

 最後に、どこか行きませんか?」


「お、いいですね〜。

 僕、旅行会社に営業しておきながら、

 全然ここの観光してないんですよね」


「へー、そうなんですね、

 じゃあ、有名なお寺とか、観光地ですかね」


「大塚さんは、いつもどんな所に

 行かれるんですか?」


「私ですか? 

 そうですね、前の空港にいた頃は、

 よく同期と海辺のカフェに行ったり」


「へぇ、いいですね」


「行きます? 素敵なカフェなんですけど、

 片雛な所にあるもんだから、平日なんて

 ホント人がいなくて、癒されるんですよ」


「おぉ、癒されたいです」


「癒されちゃいます? じゃ、車かな。

 あ、車汚いわ…2ヶ月乗ってないから」


「じゃ、休みの始まりは洗車からですね!

 僕、手伝いますよ」


「そんな、お休みの日に洗車手伝わせるなんて」


「僕、洗車好きですよ!

 暑い時期の洗車なんて、特に」




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