表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
あの滑走路の向こう側へ  作者: きさらぎ ねこ
✈︎ ✈︎✈︎✈︎第8章
161/197

第10章 四、就航を控えて




8月30日、就航を2日後に控え、

ついに南飛行場への勤務が始まった。


前の空港だっただけに建物は古く

学校の校舎の教室のような事務所だったが、

窓からは滑走路は見え、眺めが良かった。


他社の小型プロペラ機や小型ジェット機

あとは個人所有の小型機などが

往来していた。


エアライン側からは、

運航事業部本部長の渡辺と、岩瀬、

それから営業の山中なかやま旺太朗おうたろうが来ていた。


前の空港の頃から働いている

搭載の荒井、旅客の津田、

エアラインの岩瀬はあれこれ

昔話に花が咲いていた。


「懐かしいわね〜、

 バックオフィスの場所が違うけど、

 何か、こんな感じだったわ」


「今の空港より小さいなりに

 結構せわしいイメージだったけど

 小型機ばかりで、のどかですね」


「滑走路の向こう側の、

 ほらあの『花』の看板!

 霧であの看板が見えなくなってくると、

 ダイバートなんだよな」


「へー、それは分かりやすいですね、

 僕、ここにいた頃は貨物だったので、

 運航の今の身からすると、

 貴重な目安になります〜」


合同でミーティングをしたり、

事務所に足りない物を買い出しに行ったり、

カウンターやエプロン(*1)、その他の確認など、

1日はあっという間に過ぎた。




(*1)エプロン…飛行機が駐機しているエリア





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ