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あの滑走路の向こう側へ  作者: きさらぎ ねこ
✈︎ ✈︎✈︎✈︎第8章
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第10章 三、研修




それから

空港は1年で最も忙しい時期、

夏休みを迎え、せわしい毎日となっていた。


凛が所長から内示を受けた数日後、 

職場発表となったが、日々の忙しさに、

その後はあまり話題にされなかった。


勤務を見る限り、3人揃って

夏休みも終わりの8月23日と、

月末の30、31日のみ

早番でも遅番でもない勤務なので、

恐らく研修とかあるのだろう、と凛は思った。


凛の予想通り、

8月23日は、エアラインから人が来て

研修という事になった。


凛が会議室に行くと、

純礼と津田、ディスパッチの男性、

それからエアライン側の人と思われる

男性が一人いた。


どうやら、4人は知り合いらしく、

盛り上がって話をしていた。


それから、搭載の男性が3人来た。

どうやら搭載の3人もエアラインの人と

知り合いのようで、また盛り上がる。


凛がそれを眺めていると、

開始時間となったようで、

エアラインの男性が話始めた。


「えー、みなさん、お集まり頂き

 ありがとうございます、

 私、岩瀬と申します」


あちこちから、知ってるーと

ヤジが飛んだ。


「えー、知ってる方も多いですが、

 一応、皆さんの自己紹介と、

 南飛行場の勤務経験がある方は、

 その旨お知らせください」


どうやら、搭載のおじさんたち、

荒井、太田、武藤と、

旅客の津田は、南飛行場での

勤務経験があるようだった。


そして、ディスパッチの三橋みつはし

旅客の純礼と凛は経験ナシだ。


最後にエアラインの男性が自己紹介した。

岩瀬というその男性は、

どうやら、ちょっと前まで、

凛の会社にいたらしい。


それで、みんなは顔見知りなのか、

と凛は思った。


研修は、会社の概要などの説明から始まり、

初めて扱う小型ジェット機の

ハンドリングについてや、

新設する南飛行場の事務所についてなど、

説明があった。


たった1日の研修をもって、

次はもう月末の南飛行場を待つのみとなった。





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