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あの滑走路の向こう側へ  作者: きさらぎ ねこ
✈︎✈︎ 第2章 唯@メーカー勤務編 ✈︎✈︎
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第2章 四、新しい挑戦




季節は秋と言うのに、

昼間はまだ暑いぐらいの日が続いていた。


紘太は遅めの夏休みを取ったが、

一人で南米に放浪に出てしまった。


唯の会社では、

連結会社に経理システムを導入するとかで

杉浦や、ベテランの山川、中岡は、

それぞれ市内や隣県などに出張していた。


「杉やん、いたはる?」

「山川センセに聞きたい事あんねやけど」

「中岡チャンをお願い!」

内線が鳴り、唯が出るけども、

営業さん達のお役には立てそうもなかった。


帰り、唯は本屋に寄っていた。

手に取っていたのは、簿記3級の問題集だった。


唯は、空港で働いていた頃の休日は、

誰とも休みが合わないので、

茶道に着付け、料理にパン教室など、

様々な習い事をしていたのだが、

仕事内容が変わる事で、

休みの過ごし方も変わっていった。

自分の足りない所を補うべく勉強した。


相変わらず紘太は、

ほとんど休みもなく働いていたが、

それでも、たまの休みの前の日には

唯が夕食を作って待っていた。

数ヶ月に一度しか会えなかった頃に比べれば、

断然嬉しいと唯は思っていた。




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