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あの滑走路の向こう側へ  作者: きさらぎ ねこ
✈︎ ✈︎✈︎✈︎第8章
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第8章 三、デスクからの連絡




それから1ヶ月ほど経った頃、

エリート会員デスクからちとせに

連絡があった。


今回だけでなく、ずっと以前から、

不可抗力での欠航の際の

特典無料航空券のマイレージの扱いについては

クレームがあったと言う。


今後、客都合ではなく、

天候や会社都合の欠航の場合、

マイレージが返却される方向で

議論しているとの事であった。


デスク担当者は、

デスクの方から梶様にご連絡する必要が

あるか尋ねてきた。


ちとせが悠馬の予約を調べると、

3日後に札幌便の予約が入っていた。


その日は、ちとせも勤務なので、

ちとせの方から伝える事にした。



その当日、ラウンジ担当者から

発券カウンターのちとせに連絡があった。


ちとせは、持ち場を離れると、

ラウンジに向かった。


悠馬は以前と同じ様に

パソコンに向かっていた。


梶様、と、ちとせは声を掛けた。


驚く悠馬に、事の顛末を話した。


「へー、俺のグチ一つで、

 会社も考えてくれるもんだね〜。

 クレームも言ってみるもんだ。

 松下さんには悪い事しちゃったけど」


「いえ、そんな、悪い事など、何も」


手短に話を済ませると、ちとせは

いってらっしゃいませ、と言い戻って行った。





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