表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
あの滑走路の向こう側へ  作者: きさらぎ ねこ
✈︎ ✈︎✈︎第7章
103/197

第7章 七、ウィンドサーフィン



松本とウィンドサーフィンの約束の日、

夏帆は海を車に乗せて、海岸に向かった。


松本の先輩、木本も一緒に

セイルの準備をしていた。


2人の打ち解けた様子に松本は

ふーん、と意味ありげにニヤニヤしていた。


海は、松本から簡単に説明を受けると

あっさりマスターして、

2人で海に出て行った。


木本も跳ねるように海に出て行った。


夏帆は、その辺の海に出ると

セイルを倒し、ボードに腰掛けた。

そしてぼーっと海に漂うのが、

夏帆の癒される時だった。


海から上がると、

木本の行きつけの定食屋で

遅めの昼食を取った。


「うわー、海の幸、旨そうっすね!」


喜ぶ海に、木本は謙遜した。


「いやー、本社のエリートのお口に合うか…」


少し淋しそうな顔なった海に、

夏帆は話を変えた。


「うちの同期ね、仕事の時の名前の略称がね

 みんな、空港スリーコードなんだよ」


「あー、三沢さんはMSJ!」


「そう、じゃ、松本は?」

「MMJ!」


「小松が?」

「KMQ!」


「松下は下の名前がちとせなの」

「CTS!」


「小牧さんは…何だっけ?」

「NKMですね」

「昔の名古屋空港だからNGOでよくない?」


楽しく喋る3人を

お、いいね、青春だね、と木本が微笑んでいた。





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ