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3歳差の苦悩 一話

初めまして、御影春汰といいます。

ご清覧ありがとうございます。

初投稿なので誤字脱字等あると思いますが、あった場合は教えてください…



登場人物


桜凪柚希(オウナギユズキ) 高校1年 (16歳)

 黄色い瞳が特徴的な普通の高校1年生。

 和汰は小さい頃から知っている。

 吹奏楽部兼美術部。オーボエ。


翠月和汰(ミズキワタ) 中学1年 (13歳)

 緑の瞳が特徴的な柚希の近所に住む中学1年生。

 柚希に片思い中。3歳差に悩む。

 バレーボール部。リベロ。


成瀬幸(ナルセコウ)  中学1年 (13歳)

 和汰と仲のいい同級生。茜が大好き。茜が他の人にとれれたらと心配。茜一筋。

 バレーボール部。セッター。


朝霧茜(アサギリアカネ)  中学2年 (14歳)

 赤い瞳が特徴的な幸の幼馴染の中学2年生。柚希を尊敬。シリアスな感じで意外とモテる。幸一筋。

 吹奏楽部。オーボエ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

1.


俺が初めて恋した人は…

近所に住む3つ上の近所のお姉さんだった。

今日こそは!…


「おはよぉ!和汰!」

いつも声をかけてくれて、明るい笑顔の人。

「あ、柚姉…おはよう、あの、さ」


「あ、お婆ちゃんおはようございます!荷物持ちましょうかー?」

「あら、ありがとうね、“柚希”ちゃん」


近所の人や知らない人にだって話しかけれて…すごく皆に優しい人。

近所の人にも評判で、よく話もされてる。


『昨日桜凪さんとこの娘さんがー…』

『“柚希”ちゃんはほんと良い子よねー』

『あんな良い子だからきっと彼氏もいるんだろうねー』って。


そう、だよね。やっぱいるんだろう。


「和汰!大丈夫!?ぼーっとしてさっきなんか言いかけてた?」

「っあ。大丈夫!全然大丈夫…」

「体調悪いならいいなよー?中学校こっちでしょ?じゃあねっ」

「うん。またー…はぁ」


今日も駄目だった。

もちろん学年なんか違うしそりゃあ恋愛対象として見られてないのは分かってる。

でも中学生になって背も伸びて小柄な柚姉は抜いた。バレーもはじめたし…


「俺だって大きくなったのに、はぁー、3歳差。か…」


そう、1番の壁、3()()()


3年前小学校を卒業して中学生になった柚姉。

やっと、自分が中学生になったときにはもう高校生。このループが1番の壁なのだ。


「あああああああ!もう!なんで同い年じゃないんだよ…」


ピシッッ


「ぃって…なに…」

「おっはよ和汰。なに叫んでんだよ」

「なんだ、幸かよ。おはよー。」

「あーっ、さてはまた告れなかったなー?」

「うっせ…」


こいつは成瀬幸。唯一俺の恋を知ってて…よくおちょくってくる。


「幸こそ…いいのかよ?朝霧先輩。告白されてた。」

「はっ、まじ!?行ってくる!」


しかもリア充。なんなんだよ。


朝霧茜先輩はシリアスな感じで少し怖い。幸の幼馴染みらしい。


「はぁ、せめて2歳差だったらなぁ…」


キーンコーンカーンコーン


「あ!?やべっ、」

「翠月ー。急げー」

「はーい!」


てか、幸。大丈夫かな?


「すんませんっ遅れ…ましたっ」

「おい成瀬ー遅刻だぞー」

「はいっすみません…」

「もういい席付け」

「はい。」


がたっと音を立てて俺の前の席に座る。


「お前、まじで2年の教室行ったの?」

「うん。茜、わざわざ出てきてくれた!」

「おーそーかそーか、それはよかっ」

「二人、うるさいぞー黙れー」


「はーい…」


この人は須崎紫苑先生。社会担当の先生でバレーボール部顧問。若い先生でまだ20代らしい。


「…で?なんて?」

「いやぁ。聞いてよ。ほんとにさぁ…」

「さっさと言って?うっざ。」

「出てきてすぐに、なんかあった?って。もー!可愛い…」


「しらねえよ…あ、やべっ」


「っえ?…あ」


目の前には頭に怒りマークが見えそうなほど怒っている先生の姿が。


「みづきーなるせー!?」


「はいっ、黙ります!」



「じゃあ、今日から1,2年中心で文化祭に向けて準備していくんだが…誰か実行委員やる人いない?」


………うわあ、誰も目合わせようとしない。


「んー。じゃあじゃんけ…」


「せんせー。ずっと喋ってた翠月くんと成瀬くんで良いと思いまーす」


嫌々、ご冗談を。俺らにやらせたらやばいですって。


「あ!俺賛成!」

「俺もー」

「私も」


「はっ!?なんで…!?」

「えー、嫌だー。」


嘘。先生?分かってるよ…ね?うあぁあああぁぁああああ


この虚しい叫びは届かない。


「おー!じゃあそうしようか。翠月と成瀬、今日放課後生徒会室なー、終わりー。」


「は?えっちょ…ま」


ガラッ


「はぁ!?嘘でしょ!?」

「あーあ。せっかく…」

「もーずっと惚話するから…」

「ごめんって、まあ頑張ろーぜ?」

「あー。もう!やるならとことん。な?」

「もちろん!」



はい、御影です。

最後まで清覧いただきありがとうございました。


続くかなあ…文章作るのがあまり得意ではないので。

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