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資本主義の真理
会社は誰のものかと問うた。会社は社長のものではないか、いや違う。実際何も決定していないではないか。
会社は従業員のものか、いや違う。労働力を提供し賃金をもらう他、なんら権限を与えられていないではないか。
会社は親会社のものではないか、多分そうだ。すべてを牛耳っている。更には配当金という名で利益を吸い上げている。
ということは、正確には会社は株主のものであろう。
いろんな会社で過労で倒れたり、あるいはもっと深刻な状態に陥ったりする従業員もいる。なぜ労働力の提供としてそこまでやらなければならないのか。
労働力の正体は一体何か。身体の一部か。人権か。
誇張してはいるものの真理に思い至った。「人権を取り戻すためには、株を買い集める」しかないのだ。