Extra 用語紹介
【用語紹介】
・マナ
あらゆる魔現象のエネルギー源。
・トーテム(守護霊)、精霊
精霊とはマナで構成される思念体。
その中でも特に、人に宿り守護する精霊をトーテムと呼ぶ。トーテムは様々な生き物の形をとる。
・トーテム特性
宿ったトーテムの特徴が、宿主に具体的な効果となって現れるもの。獣耳や鱗肌といった見た目の特徴から、やたら嫌われたり、食べ物の好みが変わったり、筋肉が付きやすかったりといった見えない部分まで、様々な特徴が現れる。
・トーテム覚醒者
トーテムの声を聞き、召喚などの操霊術を扱えるようになった者のこと。覚醒には才能が必要で、そのタイミングも人により様々である。
・魔物
後述する魔導を扱う生き物全般。
厳密にはこの定義だと人間も魔物の一種だが、歴史的・文化的背景から、基本的に人間のことを魔物と言うことはない。
・マナ制御
身体を流れるマナを制御する技術。あらゆる魔導、魔術の基本になるもの。吸収、循環、抑制、偏在、放出の五段階がある。
これを習得すれば、ある程度軽度のトーテム特性を抑えることもできる。
・魔導
体内の魔導核を中心に、感覚的にマナを操作して扱う術のこと。細かいことを器用に行えるが、大規模・長期間・広範囲・多対象の運用には向いていない。
その術性質を五色に分類し、五色魔導とも呼ばれている。現象(黒)、生命(白)、強化(赤)、精神(青)、時空(黄)の五つ。かつては操霊(緑)も魔導に数えられていた。
・魔術
様々な道具・詠唱・魔術陣を利用し、感覚よりも論理的に魔現象を発現する技術のこと。魔導と比べて柔軟性には欠けるが、大規模・広範囲に運用でき、習得の難易度も比較的低い。
魔導と同様、現象魔術、生命魔術、強化魔術、精神魔術、時空魔術の五つがある。ただ、様々な術流派があり、後述する呪術など特殊な呼び方をされる魔術が多数存在する。
・呪術
精神属性を中心とする魔術の中でも、心の内側に作用する術を集め極める術流派。精神を呪術空間に投影し、恨みの対象を呪ったり、逆にトラウマを消し去って救うこともある。
対照的な術流派として、心の外側に作用する「幻術」というものも存在する。
・魔法
精霊に願いを捧げ、叶えてもらう形の術行使。
精霊神殿の神官や、精霊魔法師、操霊術師などが主に扱う。
・操霊術
魔法の一種で、トーテム覚醒者がトーテムを行使する術。大きく召喚系と霊装系の術があり、両方を極めた先に変身の術がある。
・〇〇使い、〇〇師
各々の術をとりあえず扱える者を、魔導使い、魔術使い、魔法使いなどと呼ぶ。また、奥義まで扱える者を、魔導師、魔術師、魔法師などと呼ぶ。
・瘴気
瘴血鬼の行使する力の源。
生き物を瘴血鬼に変える謎の力。
近年確認されるようになった。
・瘴血
瘴気に汚染された黒い血液。
大量に流し込まれると瘴血鬼化され、また流し込んだ相手に隷属させられる。
・瘴血鬼
瘴気を浴び狂ってしまった生き物の総称。
噛み付かれ瘴血を流し込まれる/瘴気を大量に吸った状態で死ぬ、のいずれかの方法で変異する。
不死ではないが、黒い霧状に変化できる者もおり、捕縛は困難である。