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第38話(マップにあるものは?)

 “鑑定スキル”を使い、周囲の様相を調べることに。

 僕の“鑑定スキル”は連想されるものも効力に含まれるらしい。

 となるとこの周囲を“鑑定スキル”で調べれば目的のものの場所が分かるのだ。


 というわけで僕は、


「僕を起点として半径1キロメートルの円上で、“マタタビ森草”を“探査(サーチ)”! 見つかった場所には印をお願いします! というか、えっと、手の平にここ周辺の四角いマップなどをお願いできますか?」


 自分の能力なのにお願い口調になってしまうのは、僕がまだこの能力自身をよく分かっていないからだ。

 この世界の“鑑定スキル”の概念は僕がゲームでこの品物はどーのこーのと言われたりするレベルとそれほど変わらないようだ。

 でも僕の特殊能力チートはこの世界の物と、名前は同じでももっと強力というか範囲が広いようだ。


 便利な半面、僕の特殊能力チートである“鑑定スキル”の使用は、僕自身を媒体としているためか、僕自身の“知識”により能力の具現が制限される。

 僕自身の想像力(アイデア)や関連、連想によりその“鑑定スキル”をどう使うかが重要になってくるらしい。

 魔力が多いのは、それを行えるだけ魔力を事前に与えられているのでは、とも思わなくはない。


 何のために? ふと湧いてきた疑問を僕は、考え過ぎだと打ち消した。

 まずは、男に孕まされる前にこの異世界から脱出することが先決だ。

 ただそうなるとカイルと会えなくなるかもしれない、それは……。


 そこで小さな音がして、僕の手の平の上に緑色のマス目のようなものが現れたかと思うと、道やら木やらが緑色の立体的に表される。

 しかも僕達のような存在がいる場所に赤い球が4つほど。

 次に金色の金属光沢のある四角錐を逆さにしたようなものが幾つも現れて、その上に“マタタビ森草”の絵が光で表される。


 詳細なその地図を見て僕は、予想以上のものが出てきたと思いながら、


「え、えっと、一番近いのはここかな?」


 マップにある一つを指差したのだった。








 目的の場所に行くには、道無き道を進まねばならないようだった。

 僕がマップを持っている以上、僕が道案内をすべきと思い歩いて行く。

 草むらや木々の間をかき分けて進んでいく。


 先ほどの暗い道ほどではないが、今歩いている道も先ほどの場所より葉が生い茂っているためか薄曇りの日のように暗い。

 だが足元や周りを見るには十分な明るさだった。


 あと少しで“マタタビ森草”があると僕が思った所で目の前の草むらから、何かが出てきて僕達の前に現れた。

 透明な水状のぷよぷよした物体。

 突きたくなるそれだが、後ろでカイルが、


「タクミ、それはスライムだ! スライムは一匹いたら、30匹いると思え!」


 そんな黒いアイツみたいなと僕が思った所で、すぐ横から僕は何かに体当りされる。


「ごふっ、ふえ? ふ、服がぁああ」


 そこでべちょっと何かがついたかと思うと服が溶かされていく。

 どうやら僕の死角からこのスライムは襲いかかってきたらしい。

 だが……これは始まりの序章に過ぎなかったのだった。


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