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   2話 愚者の位置(前編)


 目を瞑っていた。

 真っ暗な視界の中でも、話し声はもちろん、呼吸の音も耳に届いていた。


 この場にいるのは十六人。二人と四人と四人がそれぞれ会話をしていて、後は黙っている。

 寝ているのは二人。三人は何か作業をしていて、一人は何かに集中している。

 呼吸のリズムを隠そうとしている者も、偽ろうとしている者もいない。


 三〇を数える間に全員殺せるだろうな、と結論が出た。


「おー、リア良いのを引いたわね」


 ジャックが目を開けると、作業をしていた二人の姿があった。

 修道衣の頭巾の下に赤毛を覗かせるリアは、目を輝かせて下を見ていて。

 その視線の先でカードを操くっているのは、新調したばかりの大きな黒い帽子から金髪の川を流すネリアだった。


「愚者のカードっていうと聞こえは悪いけどね、正位置だと可能性とか純粋さとか表していて、とても良いカードなんだよ」


 タロット占いの結果を聞いて、リアが満面の笑みを浮かべた。

 それからジャックの袖をくいくいと引っ張る。


「何?」


 尋ねるとリアは得意げな顔で床のカードに手のひらを向けた。

 瞳は閉じられて、興奮した鼻息が荒い。


「いや、それがどうしたの?」


 リアは驚いたように瞑っていた目を開くと、悲しそうに瞳を歪ませた。

 ジャックは黙ったままリアを見つめる。リアは引き締めた唇を震わせる。


「いや、褒めたり喜んだり、そういうのが欲しいんじゃないの?」


 慌ててネリアが助け舟を出すが、ジャックは納得のいかない表情。


「褒める要素も、喜ぶ要素も無いと思うけど」

「……!」


 声の出ない口が、「ああ」だか「おお」だか動き、リアはジャックに背を向けて毛布にくるまった。

 ジャックが驚いた視線をネリアに向けるが、肩をすくめられる。


「あーあ、拗ねちゃった」

「そんなこと言われてもね」


 今、落ち度があったのだろうかとジャックが自問するが答えは出ない。

 ネリアは、しょうがないねえ、なんて呟いてみせた。このしばらくの旅の間に、ずいぶんと仲良くなった二人だった。

 ジャックは諦めて壁に寄りかかる。


「地竜車も三日目で、疲れてるのかな」


 寄り合いの、広い長方形の客室。窓が取り付けられただけのただの箱は、車輪の振動でがたがたと揺れ続けて、慣れていないと辛いものがある。

 それぞれ乗客は壁際で数人単位に集まっているが、どの顔もやはり疲れているように見えた。


「やることもなくて暇というのもあるのだろうけど」


 そう言うネリアの目の下にも、うっすらと隈があった。

 感覚の繊細な亜人は、特に乗り物に弱いという性質がある。


「君はあれには参加しないの?」


 ネリアの視線の先では、男が二人、賽を使った博打をしていた。

 今は二人だが、やはり賭け事は人気があるようで、多い時は八人以上、普段でも四、五人は参加している。

 ジャックはつまらなそうに首を振った。


「揉め事が面倒くさいからね」


 賭け事はすぐに人を熱くさせ、殴り合いくらいには簡単に発展する。単純な腕っ節はあまり強くないジャックでは、暴力沙汰になった時に穏便に済ませられそうにない。

 ネリアは床に並べていたカードを集めて、手元でシャッフルした。


「暇なら君も占ってあげよう」

「いや、いいんだけど」 

「いいから」


 強引に言い切ってカードを並べていく。

 ジャックも諦めて、滑らかな手つきで並べられていくカードを見ていた。

 やがて、何枚かのカードがめくられた。


「あら……」 ネリアの口がそう動き、体が固まる。

「さっきも見たね、愚者のカードだっけ?」

「そう。けど、逆位置かあ」


 気まずそうに頬をかくネリア。


「縁の喪失、諦め、焦り、過去の失敗、勝算のない戦い。だいたいそんな意味ね」

「どうせ俺は知らないんだから、もっと良い意味に嘘ついてもいいじゃないか」


 言いながらジャックがネリアを睨む。

 占いが真実だとしても、それを知らされてできることもない。悪い知らせを聞いても、気分害する以上に効果はないように思えた。

 ネリアは気にせずに床に並ぶカード達から意味を読み取っていく。


「過去への精算、届かない試練、賢者の忠告、死との選択」

「縁起悪すぎない?」

「可能な限り悪く意味を取ってみたからね」

「もういいよ、俺も寝る」


 そう言うとジャックは壁に寄りかかった体勢のまま綿の布を頭に被った。

 暇になってしまったネリアは、荷物から魔術書を取り出して読み始める。


 地竜車の旅は、まだ三日はかかる予定だった。




  * *




 日はとうに暮れて、雲のない夜空には月と星が光る。


「ほら、リア、熱いから気をつけて」


 木椀に入ったスープを渡しながらジャックが言った。

 リアは恐る恐る湯気の立つ液体に口を近づけて、触れた瞬間にびくりと頭が跳ねた。


「だから熱いって」


 呆れたようにジャックが言い、その横でネリアが小さく笑っていた。


 三人がいるのは山道を少し入って開けた場所だった。

 地竜車が今晩の野営地と決めて、大きめの焚き火と簡素な食事を提供している。


 ジャックは炎の揺れる光源を頼りに、周囲に目を向ける。

 焚き火を囲うようにいくつかのグループが固まって座り、提供されたスープを食している。

 少し離れたところでは客車に繋がれたままの地竜が伏せて眠っている。先ほどまでは御者に引かれて周囲の草を食べていたが、昼行性のため眠るのが早い。


 その地竜の隣と、スープが温めている小さな焚き木の横、その二箇所と正三角形を描くような位置の岩の上でそれぞれ冒険者が周囲を警戒している。

 地竜車に護衛で雇われている者達だ。ジャックの見立てでは三等階級が一人と四等階級が二人。

 前の街で話を聞く限り、予定するルート上での危険には充分な人数と質だ。


「しかし地竜車っていうのは疲れるわね」


 ネリアが腰の方をさすりながら愚痴をこぼした。

 ジャックがつまらなそうに返す。


「安いのを使ってるからね。客車のクッション性が悪い」

「地竜の利点は分かるけど、馬に比べて揺れすぎるわ」


 地竜は悪路に強く、馬に比べて雑食性で体力もある。走行速度こそやや遅いものの、移動手段には優秀な動物だ。

 何より野生の獣や魔物が寄り付かない。それだけ強い生物だからだ。


「リアも疲れたよね?」


 ネリアの言葉にリアが微笑んで首を振る。

 強がる顔には、しかし疲労の色が強く見えた。

 昼も寝ていたはずが、薄い隈を作る目には力が無い。


「早く食べて寝ちゃいな」


 眠たげなリアを見てジャックが言った。

 目をこすりながら頷いて、リアが椀を冷まそうと息を吹きかける。


「ねえジャック君、聞きそびれてた真面目な話なんだけど」


 ネリアが話を切り出した。

 ジャックの瞳が黙って続きを促すので、ネリアが本題に入る。


「西方戦線を抜ける具体的な案はあるの?」

「そんなものないよ」


 あっさりと返された言葉に、ネリアの表情が固まる。


「……は?」 間の抜けた声が漏れた。

「戦況なんて十日もあれば変わるんだ。前線の状況は出来限り集めてみたけど、あまりあてにはできない」

「何か具体的なあてでもあるのかと思ってたんだけど」

「一等階級、天元級ならコネもあるんだろうけどね。そういうのが無い以上、戦場の隙間を縫っていくしかない」

「亡命屋が必ずいるはずだから、そちらを頼るというのは?」

「鋭いね。そう、ネリアがいるならそれができなくもない」


 ジャックとリアだけでは、亜人や獣人を亡命させる商売をやっている者も警戒するだろう。しかし、亜人のネリアの協力があれば情報を得ることや、亡命屋の助力を得ることも可能かもしれない。

 どちらにせよ想像で語るには不確かで、現地で情報を集めるしか無い。


 確かに具体的な案を作れる状況ではなかった。

 一応、と前置きをしてジャックが抽象的な案をいくつかあげる。

 どれも希望的な前提を必要とするもので、命を預けるには足りないものだった。


「亜人の諜報員でも見つけられれば、安全なルートを聞き出すこともできるけどね」

「諜報員?」

「戦争だからね。そういうのがいてもおかしくない、というか、いるはずさ」


 荒んだ目つきのジャックは、懐から酒瓶を出して(あお)った。

 嗅覚の優れるネリアが眉をひそめる。


「それ、すごい匂いがするけど?」

「いくつかの薬草を漬けてるからね、っと」


 ジャックは腕を伸ばして、リアの持っていた椀を取り上げた。

 力尽きたように倒れるリアを、慌ててネリアが抱きとめる。

 ネリアの胸の中で、あどけない少女の寝顔が安らかに寝息を立てていた。


「君、そんなに疲れてたの?」


 ネリアが優しく声をかけながら頭を撫でる。


「いや、睡眠薬を使った」


 ジャックはリアの椀に残ったスープを地面に捨てて、そんなことを言った。

 言葉の意味を理解するのに数秒かかったネリアが、戸惑いながらたずねる。


「……なんで?」

「夜、寝つけていないようだし、昼の睡眠も浅い。睡眠不足が酷くなる前に寝かせたほうがいいと思った」

「理由は分かるけど、また強引な……。説明してあげれば良かったじゃない」

「睡眠薬に頼るようになっても困るからね」


 敷き布を引いてリアを寝かせて、上から毛布をかける。

 作業を終えるとネリアが呆れたように言った。


「君って、結構手段を選ばないよね」

「そうかな」

「そうだよ……ディグノ達も、問答無用で殺してたしね」


 固い声だった。真剣な瞳がジャックに向けられていた。

 人名らしき単語をジャックが繰り返す。


「ディグノ?」

「私を助けてくれた時、君が殺した冒険者の名前」


 ネリアが目を伏せる。視線を逸らした先では、リアが呼吸で体を上下させていた。

 幼い依頼主が寝付いたから、そんな話題が口からこぼれてしまった。この話は早く忘れようとしていたのに。


 ジャックは記憶を探っていた。

 ネリアを助けた際の三人、そこにたどり着くまでに見つけた他の三人のうちまだ息のあった一人の計四人がジャックが殺害した人間だった。

 その中で名前を知っているのはシズマという名の巨漢の男だけ。

 ディグノという名の冒険者が誰だったのかは思い出せない。


「ディグノはね、私がセルクドの冒険者になった時、最初に組んで仕事をしてくれた人だった」


 ネリアは言う。


 三等階級として認められる実力のネリアだが、魔術士が安全に仕事をするなら前衛と組むのが必須だ。

 他人同士が組むのだから、信用のない新参者と組もうとする物好きは少ない。


 ディグノは、そうした新参者のために無用なリスクを負って、組まなくてもよいネリアと組んでいくつか依頼をこなした。


「そういう人だった。損得を超えて、誰かを助けられるような人だったんだ」


 焚き木のはぜる音。

 ジャックは黙ったまま揺れる炎の明かりを見ていた。


「シズマもね、自尊心が強くて扱いにくいけど、仲間思いのやつでね。セルクドの冒険者が馬鹿にされると、一番に怒って飛び出していくようなやつだった。一度あいつが私のために怒ってくれた時ね、初めてあの街に認められたような気がしたんだ」


 ネリアの瞳は過去に向けられていた。

 声色は淡く、懐かしむような表情。


「ハマヤは賭け事が好きな癖に弱くてね、よくすっからかんになってディグノに泣きついてたな。マティチャクは料理屋を開く資金を得るために冒険者をやっててね、凄く料理が美味しいの。ケンジュは可愛い恋人を作っててみんなにやっかまれてて、ツーリはモテないから一番ひがんでたけど、よく遊んでて仲が良くてね……」


 ネリアの口から出るのは、セルクドでの思い出だった、

 ジャックとネリアが殺した人間の思い出だった。

 悪い人間などおらず、ただネリアの立場が変わってしまっただけ。


 仲間から、獲物へと。


 獲物だから狩る。それは冒険者としては当然の理屈だった。


「ディグノが私の耳を見たときね、一瞬、とても悲しそうな顔をしてた」

「殺す必要はなかったって言いたい?」


 ジャックの乾いた声がたずねる。

 ネリアは静かに首を横に振った。


「君の判断が正しいよ。一人でも生き残っていたら、街中に私の正体が知られる。

 情報が売られて、たくさんの人が私を狙って、今こうして旅をすることもできない」


 ディグノ達が死んでいることでずいぶん怪しまれているはずだが、確証があるのとないのでは大きく話は変わる。

 彼らが金のためにネリアの狙ったように、自分の命のために彼らを殺すのは悪いことではない。よほど上等な理由だろう。


「でも」 ネリアが絞りだすように言った。「そんなに簡単に割り切れない」


 楽しい日々だったのだ。

 亜人という正体を隠した偽りの日々であっても、冒険者としての生活は楽しかった。

 ネリアにとってそれは変えようのない真実で、冒険者仲間だった彼らはネリアのせいで死んだのだ。


 泣き出すことはない。

 ただ、悔いるような瞳が虚空を見つめていた。


 ジャックは焚き木へ顔を向けたまま、ネリアの様子を横目で観察する。

 ネリアよりはもう少し殺伐とした環境を生きてきたジャックには、ネリアの感傷が分からない。


 ただ、ネリアの感情が大きく揺れていることは、ひと目見れば分かった。

 冒険者としてはあまり良い状態ではない。


「……睡眠薬、使う?」

「いらない」


 不器用な気の使い方に、ネリアの口元がかすかに緩んだ。




 * *




 夜も更け、皆が寝静まった時間。

 三人の冒険者が交代で番をして、焚き木は消えずに暖かさを提供し続ける。


 用を足してきたジャックは、番をする冒険者に軽く手を上げて、焚き木のそばに戻る。

 リアとネリアの居る位置とは反対側、眠っている一組の男女のそばだった。


「なんでお前がここにいるの」


 赤い炎を見つめたままジャックが静かに呟いた。

 焚き木の音に紛れて消えるような音量だったが、少女は目を開く。


「よく気づいたね」

「それだけ目立つ格好でよく言うよ」


 黄色いケープの目立つ少女は枕に頭を預けたまま、幼い顔つきで楽しそうに微笑んだ。

 少女の横で、父親のように見える年恰好の男は横になって眠ったまま、に見せている。

 呼吸は一定のリズムを保っているが、先ほど一瞬それが乱れたことをジャックは観察していた。


「トビ鼠なら気にしないでいいよ。ぼくの護衛だから」


 少女がジャックの内心を察したようなタイミングでそう言った。


「答えを聞いていない。王都がお前の拠点だろう?」

「あなた達冒険者はタダで依頼を受けるのかい」


 ささやくような小声で、二人は会話する。

 少女は悪戯っぽい笑顔のまま、無愛想な顔のジャックを見ていた。


「情報屋にものを聞くなら、対価が必要じゃないかい?」

「そこまでは興味はないよ」

「つれないなあ。それに酷い態度だ」


 少女が体を起こして、ジャックの耳に口を寄せた。

 吐息のかかる距離で挑発するように少女が言った。


「ネリアちゃんが亜人だって情報を流したのは、あなただってバラしちゃおうかな」


 体を引いた少女の余裕そうな視線と、荒んだジャックの視線がぶつかる。

 少しの沈黙の後、ジャックがゆっくり口を開いた。


「セルクドにもいたのか?」

「さあねえ。ただ、情報屋の繋がりは早くて広くて軽いからね。利用する時は、利用されることを覚悟しなければいけないよね」

「口止め料は渡したはずなんだけどね」

「あれはね、『あまり安値では売らないでください』って意味にしかならないよ。報復が怖いなら最初から売らないし、怖くない上に儲けが出るなら売っぱらわれちゃうよ。特によそ者はね」


 呆れたように少女が言った。

 それから鼻を鳴らして笑う。


「ぼくら《賢しき鼠》は別だけどね。信用は得づらい財産だって考えているからさ」


 それはある情報屋ギルドの名前だった。

 国境を越えた水面下でうごめく、誰も全容を知らない情報屋の繋がり。

 ギルド構成員ですらその組織構造を知らないというのだから、大した秘密組織だった。


「あなたの口止め料の三倍を出したら簡単に口を割ったよ。ネリアちゃんと仲の良い冒険者に、彼女が亜人だという情報を流すように依頼されたってね。酷いことをするよね、楽しそうに、幸せそうにやってたのにさ」


 ジャックは黙ったまま焚き木の方に目を逸らした。

 その様子を見て、少女の笑みが深くなる。


「リアちゃんの依頼に必要だったからね、どうしても断られるわけにはいかなかった。けれどネリアちゃんはセルクドの街でうまく生きていて断られる可能性が高かった。うんうん、確実な一手だと思うよ。その後の動きを邪魔されないように、情報を仲の良い彼らだけに制限したのも好判断だ。他の冒険者に情報を流される可能性が低いからね」

「そうだ、お前の言うとおりの考えと行動だよ」


 少女のよく回る舌をジャックが止めた。

 その表情に浮かぶのは、疑問だった。


「それで、それを俺に言ってどうしたいんだ? お前らが手に入れた情報で脅しをしないことは知ってる」


 ジャックの言葉に少女は小さく息を漏らすように笑った。

 冷静なようだが、そんな言葉が出る時点ですでに動揺しているのが分かる。

 表情や態度に出ないのは流石に二等階級の冒険者だが、情報を扱う専門家の少女からすればまだ甘い。


「何言ってるの、あなたが話しかけてきたから、ぼくはおしゃべりしただけだよ?」


 小馬鹿にするような、不敵な笑みだった。


「あなたには特別に教えちゃうと、王都を離れてるのは親鼠に命令されたからだよ」


 少女がジャックに顔を寄せる。

 琥珀色の宝石のような瞳いっぱいに、ジャックの顔が映っていた。


「ぼくはね、あなたみたいに愚かな人が大好きだからね」

「顔が近いし、息が臭い」

「そういう強がっちゃうところもね……え、本当に臭い?」


 確かに最近気をつかってはないけど、と少女が両手を口の前に当てて確かめる。

 ジャックはため息をついて立ち上がろうとすると、少女が裾を引っ張った。


「君が使った情報屋ね、ちゃんと殺しておいたから安心していいよ」


 ジャックの見下ろす視線を、少女はにっこりと笑顔で受け止めた。


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