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第45話 SLAT(特殊ロリコン急襲部隊)

 

 あれから私は魔王軍を引き連れ、トゥースの街の南に位置する大きな森にやって来ていた。ここは別名、『聖なる森』と呼ばれているらしい。


 しばらく歩みを進めていくと、光り輝く突き立てらた剣を見つける。


「これが……伝説の剣なのか?」


 森の中の大きく開けた場所、その中心に台座に刺さった大きな剣。ユーナが持つにはいささか大きすぎると思う。


 ちなみにだ。なぜ私が伝説の剣の在処を知っているのか?


 答えは簡単。我が魔王軍の叡智の結晶、おなじみ『魔導水晶板(スマホ)』を使ったからだ。


 私は魔導水晶板(スマホ)の検索エンジン〝ルーググ〟を使い、【伝説の剣 所在地 豆知識】とスペースを空けて魔法文字を打ち込む。


 その検索結果、内容はこうだった。


 所在地は聖なる森。


 それから、これまで人間たちと戦った魔王たちの多くはこの伝説の剣・エクスカリバーによって打ち倒されてきたのだそうだ。


 有名どころでいうと、初代魔王ネクラデスに始まり、暗黒魔王パリピデス、陰湿魔王インキャスなどなど……先代の魔王たちはずいぶんとこの剣を持つ勇者に辛酸を舐めさせられたようだ。


 さらに分かったのが、滅亡寸前まで追い込まれた世界を救ったとされるこの剣は、脅威が去ると再び眠りにつくことになるのだとか。


 はたから見ると、なんだか壮大なドラマを感じさせるほど鮮烈な内容だ。


 ……はたから見ると、だ。

 実際は残念な剣な気がする。


 だってさ……台座にはご丁寧に【伝説の剣・エクスカリバー】と刻まれているんだもの。


 神秘性はあるけど、なんでわざわざ明記する必要があるのか。


 ふつーはこういうの隠しとくもんじゃないの?

 秘匿性もへったくれもあったもんじゃない。

 なんかバカみたいなんだけど。



 ──と、いうわけで……私は四天王ロリエラと、彼女の一派の中で編成された特殊部隊とともに『聖なる森』に来ている。


 ノゾッキーとビエルには、私をユーナの前で辱めた罰をくれてやったからな。


 ヤツらは私の〝煉獄の炎クリムゾンフレアー〟で闇に葬り去ったので、もはや側近の中では頼れるのは彼女しかいなかったからだ。


 とはいえ、ヤツらはどうせすぐゾンビのように甦るんだろうけども。


 ……さて、ロリエラ率いる部隊の者たちは黒ずくめの衣装で、【SLAT】と書かれたヘルメットを装備している。


 どーでもいいけど、【SLAT】とはスペシャルロリコンアサルトチーム(特殊ロリコン急襲部隊)の略称らしい。


 ……どーでもいいけど、部隊名がパワーワードすぎない?


 そんな変態部隊名の彼らは、魔導無線機(マジックインカム)魔神銃(マシンガン)状態異常耐性マスク(ガスマスク)等の特殊な装備に身を包んでいる。


 なんでも、彼らはロリエラの指示に従うことをポリシーに活動しているらしい。


 スポンサーである私に雇われてはいるものの、実際に命令をするのはロリエラだ。基本的に魔王城やロリエラの警備業務が主である彼らから、今回は900名ほどの隊員の中でも選りすぐりのエリートたちが私と共に行動してるわけだが……。


 エリートのロリコンたちかぁ……なんで私はこんなヤツらの頂点なんだろう……。



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