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De Profundis  作者: 絶品カニ玉
131/473

ピッピ火中




靴下が無い。


片方無い。


何故か無い。


いつも無い。



こういう時、"人生"を感じる。


片方だけ無い、それだけでは用をなさない靴下……。


まさしく"俺"なんだ……!


どうせなら両方無ければ良いのに何故か片方だけ目につくところで萎びている。


この中途半端さがまさしく"俺"なんだ……っ。


ホンマ嫌になってきた。


何もかもが。


惨めで哀れで貧しくてひもじくて……。



失われた半身を求めて彷徨う旅人……。


諦めた方が有意義なのにつまらん執着でいつまでも無意味に時間を浪費して…………。


それが人生……。


……。




でもホンマどうして片方だけ無くなるんだろう。


邪悪な陰謀を感じる。


どんな陰謀やねん。








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