5 アイスクリーム
今は6月の梅雨の時期、この日の気温は37℃という猛暑日になぜか見舞わられた。もちろん学校は平常運転である。各教室にクーラーがあるのが救いである。
「今日は暑いねー。暑すぎて死んじゃいそう。」
「ほら、そんなネガティブななこと言うから暑くなるんでしょうに。そういえばてるちゃんはどうしたの?」
愛はその時の出来事を話した。もうあのような感じで見られた以上隠しても無駄であると愛はわかってしまった。
「でも愛の言う通り可愛かったねあのてるちゃん。なんか二人で姉妹みたいな感じw、それにリードしてるのはとししたというねww」
「へぇ!?わたしってそういう感じなの?リードされているの!?」
「うん。(キッパリ)。じゃあ、リードするということを踏まえた上での作戦!(ごにょごにょ)。」
放課後
「珍しいね。愛から誘ってくるなんて。何かあったの?」
「うん、ソウナノー。」
「なんで片言なの?それで本題は何?」
「いや、あの、別に、、、どうってことはないんだけどぉ、、、、、。アイス一緒に食べに行かない!?」
「いいよ。」
「あ、やっぱダメですよね。まだそんなにあってないのにいきなり誘うなんてあのそn、、、、、、ふぇ!?いいの!!??」
「はい。むしろ大歓迎です。」
てるがあっさりと受け入れると、また手を繋いで愛のことを引っ張った。しかも恋人繋ぎ。どうやらこの辺りのアイス屋さんは1軒しかなくそこに行くということは聞かれた時からわかっていた。(この辺のことならなんでもお任せです!)走ること3分、例のアイスクリームが売っているお店にやってきた。
「じゃあてるちゃんはそこのベンチに座っていてね。わたしが買ってくるから。」
てると自分の荷物を置き、財布を持ってアイス屋さんに向かった。
「すみません。こちらのアイスを2つください。」
「いらっしゃい。若い子が来るなんて珍しいね。1個350円だよ。」
700円をだし、愛はアイスを2つ持っててるのいるベンチに座った。味はバニラとチョコの2つ。
「どっち食べる?」
「両方。」
「え。わたしの分は!?」
「それも両方。半分こしよ!」
「待って待って待って!そんなことしたら、、、、、、。」
もはや年上という威厳は思いっきりなくなってしまった。俗に言う間接キスに再び胸の鼓動が止まらなかった。
「いただきまーす。」
「...!!!」
なんの躊躇いもなくてるは両方のアイスを食べてしまった。これとどのつまり、どちらを食べても間接キス確定となってしまった。
「食べないの?なら食べさせてあげる。ほら、ちょっと口開けて。」
「ええええええええええ?ってうぷ!!??」
半強制的に愛はてるの口づけアイスを食べてしまった。口を抑える愛に追撃として、
「美味しかった?また食べたいね。」
さらにドキドキが大きくなってしまう愛であった。
自粛疲れがモロに出ているワタクシです。