京都観光と一大イベント 1
料亭での昼食を終えた僕と三月は、天達と別れて京都の街を散策し始めた。
「柚子先生はどうだった?」
「とってもいい人だったよ!連絡先まで交換しちゃった!」
「え?いいなぁ」
「えへへ、でも女の子同士だからこそできる話とかもできたからほんと楽しかったよぉ」
「なら良かった。僕達も楽しく話しながら食事できたから満足してる」
「ところで、今からどこに向かうの?」
「東映太秦映画村ってわかる?」
「あの、時代劇みたいなところ?」
「そうそう、あそこに行こうと思うんだけどどう?」
「楽しそー!行こ行こ!!」
楽しそうにはしゃぐ三月と僕は太秦方面行きのバスに乗り込んだ。そして目的地である映画村に着いたけれど、三月は不思議そうな表情をしていた。
「あれ?今日日曜日なのにこんなに人いないものなの?」
「あー、実はね?今日ここに来たくって、前もってこの時間帯を貸切らせてもらったんだ」
「そんなことできるの!?」
「いや、普通は無理だと思うよ?でも他のお客さんがいたら変装も解けないでしょ?だからさ、思う存分楽しめるように貸し切った」
「はるくん……」
「まあ、時間制限があるし早速入って楽しも?」
「うん!!」
こうして僕達は中へと入ったのです。中は時代劇なんかで見るような江戸時代の町並みが広がっていて、早速2人で衣装に着替え、限られた時間ではあったものの、色々と楽しむことができました。そして楽しんだ僕達は、タクシーに乗り清水寺へと向かいました。目的はその奥にある地主神社。もちろん、三月の思いはわかってるつもりだし、僕の気持ちにも迷いはないけれど、それでも縁結びの神を祀っている地主神社には、お参りしておきたかったのです。そんな僕の考えには気づいてなさそうな三月はニコニコとしていますが、僕は少しずつ少しずつ緊張してきていたのでした。
次話、もしくはその次でこの物語のキーポイントになりますので皆様よろしくお願いしますm(_ _)m
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