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昼食とお互いの話 〜GirlsSide〜

 「……………………」


 「……………………」


 気、気まずい。私の率直な感想はそれでした。だってずっと好きだった作品の作者である六道柚子先生と2人きりだったから。でもその均衡を破ってくれたのは柚子先生でした。


 「月さん、いえ、三月さんと呼んだほうがよろしいですかね?」


 「は、はい!どちらでも大丈夫です!!!」


 「ふふっ、そんなにかしこまらなくていいんですよ?三月さんが私の作品を好きでいてくれているように、私も三月さんの、月さんの出演作品はよく見ておりますから」


 「そ、そうだったんですね!ありがとうございます!!!」


 「…………私が固すぎるのもあるかもしれませんね。少し私も崩させてもらいますね?三月ちゃん」


 「柚子先生……」


 「三月ちゃん?もしよかったら私の事は気軽に柚子さんって呼んでくれないかな?」


 「…………わかりました、柚子さん!」


 「ところでですね?私、聞きたいことがありまして……」


 「は、はい!」


 「太陽さんはやっぱり普段もかっこいいですか?」


 「……え?」


 「いえ、私と天君、太陽さんと三月ちゃんって似たような立場同士じゃないですか」


 「確かに……」


 「だから似たもの同士お互いのそういうお話聞きたいなって思ったんですよね」


 「なるほど……私も確かに柚子さんのそういうお話っていうか柚子さん自身のお話が気になります!!!」


 「じゃあ、まずは年長でもある私の話からしましょうか」


 「はい!!」


 「私と天君の出会いっていうのはここ、京都での慈善活動なんです」


 「慈善活動……」


 「三月ちゃんももう知ってると思いますけど私の六道家も天君の三島家もお互いにそういった活動を全国的に行ってまして、その中でたまたま京都での活動に私も天君も参加していたんです。そこで私が天君の姿に一目惚れしまして、母に頼んで三島家に縁談を申し入れたんです」


 「柚子さんって積極的な人なんですね!?」


 「ええ。意外かもしれないですが、私は天君を誰にも渡したくないので特に天君関連の事になると積極的になりますね!三月ちゃんも太陽さん相手だとそうじゃないですか?」


 「私はいつも照れちゃって……」


 「……若いっていいですねぇ、甘酸っぱい感じがします」


 「いやいや!柚子さんだって若いじゃないですか!!!」


 「まあ、自分はもう年だ!なんて思うつもりはないですしまだ若いとは思ってるんですけどね?いかんせん家庭環境もありまして私達の恋愛ってどちらかというと大人めなんですよね」


 「でも柚子さんすごく綺麗だから天くんだって柚子さんのこと大好きですよ!!!」


 「そ、そうですよね!!でも私ってすごく重いので天君の負担になってなければいいんですが……」


 「大丈夫ですって!!」


 「……なんでしょう、三月ちゃんみたいな妹欲しいですね」


 「私も柚子さんみたいなお姉ちゃんも欲しいです!」


 「だったら………連絡先交換しませんか?」


 「……え?いいんですか?」


 「はい、三月ちゃんとは上手くやっていけそうですし」


 「こちらこそ願ったり叶ったりです!!」


 「では、これからもよろしくね、三月ちゃん」


 「はい!柚子さん!!」



 私達は最初がまるで嘘かのように仲を深めながら料理に舌鼓をうつのでした。

この作品がいいなと思っていただけたら評価や感想のほどよろしくお願いしますm(_ _)m

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