番外編 スターズデビュー 3
放送当日
「さあ、いよいよ本番だよみんな」
「そうだな!頑張ろうぜ!」
「ああ、全身全霊で頑張るぞ」
「あんまり気負いすぎないようにね」
太陽達4人は控室で最後の準備を始めていた。すると、青空が急に話し始めた。
「なあみんな、俺達本当にデビューするんだよな」
「青空?」
「いや、こんなタイミングでこんな話するのなんてあれだけどさ。俺達、デビューの情報が出た時からネットでいろいろと言われてきただろ?」
「そうだな。『お前みたいなのが先輩を差し置いてデビューするのはおかしい』とか書かれたりしていたな」
「だから、俺達なんかがデビューしていいのかなって思っちゃったんだよな」
「青空……」
「大丈夫!僕達のことを応援してくれる人達はたくさんいるんだから、自身持っていこう」
「……そうだな。悪い、こんな時に言っちまって」
「いいんだよ!さあ、そろそろギャラクティカのステージが始まるから僕達も裏に移動しよう」
こうして、僕達4人はステージ裏でギャラクティカのパフォーマンスを見守り始めた。
そして、1曲目を歌い終えたギャラクティカのMCが始まった。
「みんな、今日は来てくれてありがとう」
「僕達が出る事は直前まで公表してなかったから驚いてる子達も多いと思うんだけどね」
「今日は私達3人から大事なお話があったので急遽参加させてもらったんだ」
3人がそう言うと、お客さんも太陽以外の他のスタッフやメンバー達も騒然としはじめた。そして煌星の一言でその雰囲気はより大きなものとなる。
「えー、突然の話になるんだが、俺達ギャラクティカはこの後出てくるスターズのメジャーデビューをもって解散することとなった」
突然の解散宣言にお客さんたちからは悲鳴とともに辞めないでという声が聞こえていたけど、それに混じってなんでスターズの代わりにやめるんだとかスターズがやめろなんて声も聞こえてきた。そしてそれは煌星達ギャラクティカの3人の耳にも届いたんだろう。煌星も皇も柊もみな怒りに震えていた。そして遂にそれは爆発する。
「お前達、あいつらスターズの努力も何も見てないくせになにぬかしてんだおい!!」
「いつもなら僕達は煌星を止める立場なんだろうけど今日は別かな。煌星の言うとおり、一瀬、二科、三島、四条がここまでどれだけの練習を積んで来たのかも知らない外野がとやかく言うなよ?」
「そうだね。それにこれは前から3人で話して決めていたことなんだ。ファンのみんなには申し訳ないけれど意見を変えるつもりはないよ」
お客さん達は、3人の剣幕にみな黙り込んでしまった。そんな異様な雰囲気の中、
「こんな形で呼ぶのは想定してなかったが、ここで呼ぼうか。スターズ!!!」
予定にないタイミングで太陽達は呼び出された。いや、これは少し違う。太陽と煌星以外の予定にないタイミングで太陽達は呼び出されたのだった。そして、波乱のデビューステージが幕を開ける…




