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コメットの休日 3

私達2人はカラオケを出て、新宿駅に来ていた。


「とりあえず今が15時なわけだけど、俺から誘っといてアレだけどこれからどうする?」


「どうしよっか?蓮はカラオケ以外で何かやりたいことはないの?」


「特には無いな。そういう瀬奈はなにか無いのか?」


「私も特に……」


私はないと言おうと思ったけど、ふと思いついたことがあったのでダメ元で言ってみることにした。


「あ、もし大丈夫なら蓮の家に行ってみたい…かな、と思うんだけどどうかな?」


そう言うと、蓮はしばらく考え込んでから


「……わかった、じゃあ家に行くか。でも先に言っとくけど俺の家は特に何もないからな?」


「全然大丈夫だよ!というか、勢いで言ったけど蓮の家ってどこなの?」


「俺の家は横浜だ。だからここから湘南新宿ラインで移動することになるけどいいか?」


「横浜からいつも来てるの!?私とか陽くん…はお兄さんと暮らしてるから微妙に違うけど後は流星さんみたいに東京に寮を借りたりしなくて大変じゃない?」


「まあでもそこまで遠いわけじゃないから全然問題はないぜ?それに母さんから家から行くように言われてるしな」


「そうなの?」


「そうなんだよ。まあ俺も別にどっちでもいいからいいんだけどな……って急げ瀬奈!もうすぐ電車が来る!」


「待って!」


こうしてドタバタしながら私達は蓮の家がある横浜へと向かいました。


その頃七海家……


「いつも蓮がお世話になっています」


「いえこちらこそ、瀬奈と組むに値するメンバーはギャラクシーでも蓮くんだけですから」


「そう言ってもらえると私も嬉しい限りです。ところでわざわざ社長であるあなたがなぜ家まで来たんです?」


「今日用があるのは蓮くんではなく貴女ですよ、凛さん」


「よく私の名前をご存知ですね?」


「いえいえ、むしろ私の世代では貴女の名前を知らないほうが珍しいですよ?伝説的ロックバンド『LIGHTNING』のギターボーカル、Linnこと、七海凛さん?」


「また懐かしい名前を……それで私になんの用なんです?」


「実は、貴女にコメットの新曲の作曲をお願いしたいと思いまして」


「なぜ私に?他にも私なんかよりいい作曲者はたくさんいるでしょうに」


「実を言わせてもらうと、蓮くんの希望なんですよ」


「あなた、私のことを話したの?」


「そんなわけないでしょう?というか、蓮くんは貴女の事を知らないんですね?」


「ええ、別に話す必要も無かったですしね?それで、なぜ蓮がそんなことを言ったのです?」


「まあ、うちのプロダクションの一瀬太陽をご存知ですか?」


「ええ、それこそ日本を代表するアイドルではないですか」


「その彼が蓮くんに薦めたんですよ。LIGHTNINGをね?」


「でも彼は蓮と1歳しか違わないはずですがよく私達のことを知っていましたね?」


「彼は博識で多彩な音楽に触れていますからね。ともかく、受けてはいただけないでしょうか?」


「そんなあなたのような方が頭を下げないでください。とりあえずは歌詞にもよりますね。ちなみに誰が作詞を担当するんです?」


「前回に引き続きアリアPです」


「そう……ならお受けしようかしらね。でも彼女、いい歌詞を書くわよね」


「そうですね。おかげで彼が作ったコメットの最新シングル、『StarDriver』はオリコンで今3週連続1位ですからね。ではまた歌詞ができましたらアリアP共々お伺いしますので」


「わかったわ。………噂をすれば蓮からLIME(ライム)が来てる。今から瀬奈さんを連れてここに来るそうよ?あなたがいたら驚くんじゃない?」


「そうなりますね。では、よろしくお願いしますね?凛さん」


「こちらこそ、零那さん」


蓮と瀬奈がこの事を知るのはもう少し後のお話………

白河家以外で初めての親登場です。こちらも他のキャラに負けず劣らず濃いですが温かい目で見ていただけると嬉しいです。


そして久しぶりに言いますが、評価や感想のほどいただけたら嬉しいです!次回もよろしくお願いしますm(_ _)m

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