プロローグ
新作です!よろしくお願いします。
嘉比芽くん!起きてよ!!」
「え?え?確か俺は綺羅のベットの上にいたはず。」
一旦状況理解をするため、記憶を整理する。
数時間前...
俺(小柴嘉比芽:学校では誰とも話さない陰キャ代表の一人、運動音痴、成績は下の下、顔はお世辞にもいいとは言えない。)と幼馴染(梅井綺羅:成績優秀、容姿淡麗、アスリート並みの身体能力を持っている、俺が唯一話せる女子、あることを省けば性格は素晴らしい)が一緒に帰っているところだ。俺は梅井と家が近く小さい頃から仲が良く幼馴染で、小学校からすっと一緒に帰っているのだ。裏ではあんな奴(なろう系主人公から最強を取った男と呼ばれてる)と女神様(学校一のモテ女)が一緒に帰っていることに腹が立っている嫉妬男もいるが、あまり気にしていない。まあ、帰っているせいで俺は梅井以外と話せなかもしれないが。
「嘉比芽くんのおちんみたいなー。」
「え?」
あまりに唐突な質問で思わず声が出てしまった。そう梅井はよく俺に変なことを言ってくるのだ。これを省けば最高なのにもったいない。
「いいでしょ?私は...嘉比芽くんの以外眼中にないの。」
「へ?それはどういうこと?!l
「もう!嘉比芽くんのばか!早く来い!」
彼女の威圧的な態度と彼女のパワーには敵わなかった。(少し自分の性欲に負けたかもしれないが)
そして、俺は彼女の家に着いた。自分の家の隣なのですぐに帰られるのはいいことだけど...
「早く私の部屋に入って!」
「えーでもl
「早く入れ!」
やはり敵わない。彼女はか弱さがあるが、パワーがすごいのだ。そこにギャップ萌えがあるから余計モテるのだろう、多分。
「早くズボン脱いでほら!」
俺のあそこは意識に反してボッキしていた。なんとか今、ズボンがあるおかげで隠せているのに脱がされたら一巻の終わりだ!
「ほらもういい加減にしろ!」
バサッ!ズボンが脱げる音が聞こえた。その時床から光輝く魔法陣が浮かび上がっていたのだ。
そして、目が覚めたらここにいたってことか。
「ようこそ!異世界へ。この国の王様です。混乱していると思いますが、お願いしたいことがあるのです
。」
おいおい待て待て、異世界へ召喚?あまりにも非現実的なことが起きてる。それに目の前にぎり股間が見えない王様がいるのだ。
お願いってなんだよ。勝手に召喚しておいて願いを叶えろってあまりも自分勝手すぎないか?
「元の世界には戻れるんですか。」
「あーもちろんだ。願いを叶えてくれたら返してやろう。 もちろんタダでとは言わぬ。この王家の財産権を授けよう。」
「わかりました!受けましょう。」
「ちょっと!嘉比芽くん!」
俺は金に弱いのだ。王権の財産権を貰えるならぜひ受ける。
「肝心な願いを言い忘れていたな。それはこの国をまともにしてほしい。」
「へ?」
俺らたち息を揃えてそう言った。