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純白のSと共に  作者: Kanra
8stageツインリンクもてぎ
88/435

試験終了

この物語はフィクションであり、実在の地名や団体とは一切関係ありません。

自動車を運転する際は、実際の道路交通法を守り、安全運転を心がけてください。


また、サーキット走行に関する描写は、岡山国際サーキットの走行規程を元にアレンジした物です。

実際のサーキット走行時には、サーキットごとに定められた規程に従って走行してください。

 コントロールセンターから出てきた九重拓洋を、3人で出迎える。

「どうだった?」

 芽美が訊く。

「ガソリン満タン。約束だからな。」

 九重拓洋がライセンスを見せ付けた。

「来年3月から軽自動車のワンメークレースに3ヶ月のフル参戦する。関東ブロックで全3戦。そして、安曇野での全国大会を目指す。」

「よし!」と、坂口愛衣と真穂は言った。だが、最初に結果を聞いた芽美は素直に喜べないでいた。

 

 試験を終えた俺こと、九重拓洋は今夜宿泊するホテルへ向かう。

 ツインリンクもてぎにはホテルがある。

 今夜はここで一泊して、明日帰るのだ。

 部屋に入って荷物を置いたら夕食に向かう。

 ちなみに言うが、今夜も芽美と同部屋だ。と言うのも、このホテルはご丁寧に殆どの部屋がツインなのだ。まあ、ダブルベッドよりはマシだが。

 夕食はレストランでコース料理だ。

「今夜は二人で過ごしな。だから私達はそっちには行かないからね。」

 と、坂口さんが言う。

「コンドームの用意もOKって聞いているよ。」

「真穂さん。俺が安曇野サーキットで真穂さんに言った事、覚えてますか?俺、レーサーになるって。レースのことに今は集中したいですので、ちょっとそういうことは―。」

「走って走ってばかりでは、走った先に何があるのか見えない。車と同じ。人もメンテナンスが必要よ。」

「それが、セックスである必要は無いです。」

「視野を広げろ。私はそう言っているのよ。」

 飯を食ったら、そのままその足でタオルを持って風呂へ向かう。

 部屋の風呂でも良いのだが、どうせならと思って大浴場へ行く。

 ガラガラで貸切状態。こんなデカイ風呂を一人で専有出来ると思うと心地良い。

 そう思っていたのだが、やはりここはホテルの大浴場。他の客が入ってきた。

「九重拓洋というのは、貴方ですか?」

「えっ?ええ。」

 なんだ?

 なんで俺の名前知ってるんだこの人?

「いきなり声をかけてしまい申し訳ございません。私は、海老原レーシングでドライバーをしております、海老原拓磨と言う者です。」


 海老原拓磨が九重拓洋の事を知ったのは、ついさっきのことだった。

 自分も風呂へ向かっていた時、同じく風呂へ向かっていた坂口愛衣達と出会し、「是非紹介したい者が居る」と言われたのだ。

「今日、国内Aライセンスを取得した。私や拓磨と対等の場所にまで登ってきた。」

「その人とどうしろと?」

「レースをやる前に、彼を交えて、海老原レーシングとホワイトインパルスの交流戦をやらないかって。場所はそちらの地元の、スポーツランドやまなしでも、富士スピードウェイのどちらでもOK。」

「レースの体験をさせようって事か。」

「同じ人とつるんでいるだけじゃ、どうしてもマンネリになってくるからね。違うチームと交流して、彼にも、拓磨にも、私達にも刺激になればって思う。」

「分かった。親父には俺から言っておく。」

「ありがとう。今、奴も風呂に居るわ。もし話せたら、奴にも話しかけて。」


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