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純白のSと共に  作者: Kanra
7stage臨界点突破
71/435

ホワイトインパルスの4号車

この物語はフィクションであり、実在の地名や団体とは一切関係ありません。

自動車を運転する際は、実際の道路交通法を守り、安全運転を心がけてください。

 松本駅近くのファミレスに行くと、そこに真穂さんのCR‐Zもいた。

 CR‐Zにも、リアウィングが付けられていた。その付け根には、俺のS660と同じツバメのマークが付いていた。

(何のつもりだ?俺の摸倣ってことか?)

「あら?同席しても良いわよ。」

 と、真穂さんは言う。

「なら遠慮なく。」

 何の迷いも無く、真穂さんと同席。芽美はちょっとだけ、焼き餅を焼いたのか、僅かにふくれっ面。僅かに。

「リアウィングのツバメのマークは俺の模倣?」

「まあね。知恵もDC5のリアウィングに、ツバメのマークを付けたよ。後、愛衣もS2000にリアウィング付けるけど、ツバメのマークを付けるって言っていた。」

「あのマークは鉄道関連の物なんです。今は京都の梅小路運転区(京都鉄道博物館)に居る蒸気機関車が付けている物です。」

「なんて言う機関車?」

 それに答えたのは芽美だった。

「C62の2号機。昔、特急列車を牽引していた機関車よ。」

「へえ。てっきり、寝台列車のマークかと思ったけど。あっ、愛衣からだ。えっと、やったよ。S2000とS660、お揃いよ。」

 真穂さんに写真を見せて貰う。

 坂口さんのS2000AP1は、言われた通りアミス製のGTウィングを付け、塗装もS660と同じ白地に青のラインに変わっていた。

「三人姉妹でタクミの車のマークを付けてどういうつもり?」

「私達と一緒に走るのなら、私達に恥をかかせないで貰いたい。タクミ君が何かヘマをやったら、同じマークを付けている私達も、周りから同じ目で見られるって事、自覚して欲しい。特に、昨日今日にかけての行動は、ホワイトインパルスとしても、許し難いね。」

 真穂さんが視線をぶつける。

「ライセンス取ったら、ホワイトインパルスの4号車にしてあげてもいい。親父も納得している。ただし、ライセンス取ったらの話よ。明後日からもてぎのAライセンス講習の申し込みよ。」

「でも、S660でライセンス講習は―」

「やるなら、AE86を貸してあげる。ハチロクで私達三人姉妹はライセンスを取得した。知恵はVT250Fでも取得した。ちなみに知恵は、短大を出たらレーシングスクールへ入校してプロのチームに行くわ。名門、ARTAに入るためにね。」

 俺は、ハチロクは好きだ。

 碓氷峠を越えられなかった時、坂口さんがハチロクで引っ張ってくれた。だが、共に引っ張ってくれたEK9シビックタイプRは、俺の目の前で鉄屑になった。碓氷を越えた俺を追って、定峰峠を登っていた時に。

「明後日、申し込む時に連絡しなさい。AE86のナンバー教えるから。私のようなレーサーになるのなら、ライセンス取りなさい。」


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