表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
純白のSと共に  作者: Kanra
6stage理想と現実
52/435

ランエボ vs EK9

この物語はフィクションであり、実在の地名や団体とは一切関係ありません。

自動車を運転する際は、実際の道路交通法を守り、安全運転を心がけてください

「おっ?」

 白いEK9シビックタイプRが、小川町と、ときがわ町の間にある小さな峠、松郷峠のときがわ側の入口に来る。

 須川潤一はその前に付く。朝倉疾風はEK9の後について、様子を伺う。

「先行後追いで先行と取るとは。まっ、1本勝負だな。」

 峠が近付く。

 EK9がパッシング。

 ランエボがハザード点灯。

 バトルスタート。

「バーン!」と、ミスファイアリングシステム特有のアフターファイアの音が轟く。

(この前はFRのS2000。今日はFFのシビック。こいつは、あのS660に負けたらしい。どんなもんか、見てみよう。)

 須川が1つ目の左コーナーに入る。

 EK9もそれに付いてくる。だが、BRZの朝倉は妙に思った。

(なんか、普段よりキレが無い。いつもの殺人的なオーラを感じない。後ろで走っているからか?)

 青のBRZがコーナーを抜けた時、須川の黒いランエボは次のコーナーに入っていた。だが、EK9はまだ入っていない。

(1秒差?いくら四駆のランエボ相手とは言え、苦戦してはいないか?)

(遅い。別の相手にバトルを挑んじまったのか?)

 ランエボはどんどんその差を広げていく。

 きつい直角の右コーナーに近付く。

 ランエボがコーナーに突っ込む。

 だが、EK9はドリフトというドリフトが全く出来ていない。

 ストレートでは早いが、コーナーでなぜかモタついている。

 BRZがかなり接近する。

 左ヘアピンが接近。

 ランエボはすでに、大型トラック2台分くらいの差を付けている。

(細い峠だから、力を出していないだけかもしれないが、それにしたって殺気というものを感じない。普段のホワイトインパルスは、後にいたって殺気を感じるのだが。)

 松郷峠の最高地点、ときがわ町と小川町の町境を通過。

 その先にある採石場。

「ダメだ!遅い!」

 遂に朝倉がしびれを切らして、EK9を追い抜く。

 その際、ナンバーを確認したが、やはりホワイトインパルスのシビックだった。

(どうしたんだ?シビックが死んだのか?)

(なるほど。九重君には悪いが、こんな雑魚誰でも勝てるな。)

 須川は期待はずれの結果に不満だった。

 松郷峠を越えて、小川町のガソリンスタンドで給油中、須川は、

「あんなのバトルじゃねえ。狭い峠で無理は出来ないってのは解かるが、それにしたって遅すぎやしないか?」

 と、不満を露にする。

「定峰峠でもう一度、九重君とやるか?」

「いや結構。今度の機会にする。なあ朝倉、お前は感じたか?殺人的なオーラをEK9から。」

「何も感じなかった。むしろ、九重君のS660のほうが感じられたよ。」

「ああ。S2000とやり合った時に近い、殺人的なオーラはS660からも感じた。だが、あのシビックはただの鉄の固まりだ。」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ