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純白のSと共に  作者: Kanra
11stage覚醒 S660
105/435

AE86のエンジン

この物語はフィクションであり、実在の地名、団体とは一切関係ありません。

公道での乗用車による高速・危険走行は生命に危害を及ぼします。

作中での行為は絶対に真似をしないで下さい。

自動車を運転する際は道路交通法を遵守し、安全運転を心掛けてください。


また、サーキット走行に関する描写は、岡山国際サーキット及び、筑波サーキットの走行規程を元にアレンジした物です。

実際のサーキット走行時には、サーキットごとに定められた規程に従って走行してください。


「よく気付いたね。タクミ。」

 と、坂口さんが言う。

「そのAE86はただのハチロクじゃない。」

 ときがわ町の日帰り温泉で、坂口さんと会った。

 今日は、彼女が配達をしているのだ。

「あの漫画見てれば解かると思ったから、敢えて何も言わなかったけど。そのAE86には4A‐Gエンジンではなく、7A‐G5バルブエンジンが搭載されている。分かるっしょ。どこの誰のハチロクと同じか。」

「土屋圭市のドリキン号か?」

「そっ。7A‐Gエンジンは、TOYOTAのハイメカツインカムエンジン7A‐FEに4A‐Gのシリンダーヘッドをくっ付けて排気量を1.8Lまで大きくした。馬力は200馬力以上。S660の3倍近いよ。」

「なんでそんな化け物を―。」

「失礼ね。お化けだなんて。」

「お化けをなんで代車に―。」

「持っていけって言ったのは私じゃない。私が早く気づけばってお詫びもあるけど、持っていけって言ったのは親父よ。どういう意図かは知らないけど、いっそ、これを気に、AE86で自分のドラテク磨いてみな?」

 そういって、坂口さんは秩父へ帰る。

 俺は温泉に入った後、1本だけ白石峠をAE86で攻めてみる。

 雪が少ない冬の白石峠。でも、山頂の堂平天文台付近は雪が凍っているらしい。こちらも、アイスバーンに気を付けて登っていく。

 ただのAE86と思っていたが、とんでもない代物だった。

(イカれてる。なんでこんなお化けを代車にするんだ!パレットじゃなくて、なんでお化けなんだ!)

 それでも、それなりにAE86を乗りこなし、白石峠を登りきった。

 そのタイムは、S660より僅かに速いタイムだった。

「バカな!旧式のハチロクが、新型のS660に勝った!?しかも登りで?」

 落ち着け。

 定峰を小川側へ行け。

 まさか、S660が負けるって話はないはずだ。

 定峰を小川側へ降りて行こうとすると、飯田さんのスイフトスポーツが登ってきた。

「あれ?」

 と、飯田さんが言う。

「エスロクはどうしたんだ?」

「いや、筑波でA芸能事務所のモーターTVってお笑い企画に騙されて、壊されたんです。今、修理中で、その代車が―。」

「マジか。」

「秩父のホワイトレーシングプロジェクトってところが、直してくれることになりまして、修理終わるまでこいつで―。」

「そうなのか。何にしても、今、降りねえ方がいいぞ。朝倉と須川がバトルしてんだ。BRZとランエボのね。なんならヤるか?俺のスイスポとそのAE86で。」


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