外伝第一話:国内開発
さて。この話では、毛色を変えて国内開発と植民地統治について解説する。
まずは第一次産業について解説する。
農業は発展が遅く、初期は米作を中心とした零細経営が多かった。
その後、肥料が普及したり、品種改良が行われたので、収穫量が増えた。
しかし、1880年代の松方財政により、小作料が上昇。
この傾向は1890年代まで続き、下層農民の没落が相次いだ。
政府は保護策を打ち出すも、焼け石に水であり、南洋(旧蘭印)開拓移民として移住する者が相次いだ。
一方で、寄生地主(自分で耕作するのをやめて、小作人から搾取するだけの大地主)の増加が社会問題となっていた。
そのため、政府は1900年に寄生地主を規制した。
続いては第二次産業について解説する。
鉱業は北海道・東北を中心に大規模な採掘が行われた。
軽工業は、生糸や綿布などが大幅に発展した。
重工業は、戦争での賠償金を財源として、官営工場が次々と建設され、日露戦争直前には、出荷額が日清戦争直前の4倍にまで跳ね上がった。
第三次産業の発展は遅く、大正時代に飛躍的に拡大することになる。
続いては鉄道で、官営鉄道・民営鉄道併せて営業キロ数が7,153kmに及んだ。